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宅建もってない不動産営業って稼げるの?

こんにちは、大阪の不動産営業です。筆者は運よく宅建の試験に合格して宅地建物取引士の資格を持っています。
えーーすごいー、あれって持ってる人少ないんだっけ?
不動産営業の必須資格と思われがちな取引士の資格ですが、実際の所どうなのでしょうか?

宅建って不動産営業に必要なの?

国家資格の登竜門と言われる宅建の資格ですが、不動産営業の資格を言われて初めに思いつく資格です。合格率は15%と国家資格としては高い数値ですが、一般試験としては難易度の高い試験です。資格が出来た当初は名前を書くだけで試験に合格できた、なんて揶揄される資格ですが、現在は人気の高い資格の一つとして毎年秋に行われる試験の合格点は

宅建があると出来る事

宅建資格があると出来る事というのに、「重要事項の説明」というのがあります。

この重要事項の説明というのは、売買でも賃貸でも契約の前に不動産業者が買主または借主に対して、説明をしないといけない内容です。この説明というのは契約の幹となる部分を指しているので内容を理解していないと説明できないという事になります。

それなりに勤務していれば重要事項で説明する内容というのは頭に入ってるかと思いますが、いくら頭に入っていようとも説明は出来ない。という事になります。

取引士の免許を提示して、重要事項の説明をする。契約ごとに必要な行為なので、かなり重要な資格という事がわかります。

業界では資格は重宝される?

毎年3万人の合格者が出ている宅建の資格ですが不動産業界でも重宝されることは間違いなしです。

開業する時は必ず一人は必要ですし、5人に1人は資格持ちの人を置く事になっています。こういった事情から、ほとんどの会社で資格手当を数万つけている事になります。

主任者が退職し不動産会社として営業ができないケースというのも見てきましたし、不動産会社=宅建主任者。という図式になる訳です。

古くは実際には籍はおいてあるけど、実際にはいない取引士の免許を貸してお金をもらうみたいな人もいましたが、今は取締も厳しくなってきているせいで、実際に会社に所属出来る人材を探している傾向にあります。

宅建資格は意外と持ってない人が多い?

では、実際の所、どれくらいの人が資格を持っているのでしょうか?

これは個人的な感覚では10人に1人くらいだと思います。大手さんだと必須としている所もありますが、結構少ない訳です。

名刺交換の時などに確認するワケですが、結構少ない訳ですね。

不動産営業の仕事をしながら、宅建の勉強をして、資格を取るというのは拘束時間が長い不動産営業であれば、至難の技と言えます。業界歴30年でも宅建を持ってない、取れなかった。という人はザラにいますし、学生の時に既に取ってしまってた、なんていう人もいます。

取っていて損はないので、これから転職を考えてる人は取得する為に早めに勉強を始めるのが吉です。

営業で稼ぐ人は資格持ちじゃない人が多い?

これもまた個人的な感覚ですが、不動産営業で稼いでいる人は必ずしも宅建の資格を持っている訳ではありません。むしろ、資格を持っていない人の方が稼いでるような印象です。

コツコツと勉強が出来るタイプの人は営業に向いてない、、というのもあるのかもしれません。反対に勉強なんてしてこなかった。人としゃべることだけが好き。みたいな人の方が、契約を取る。という点においては優れているということも考えられます。

もちろん、取引士の取得しているという事は、契約の全てを理解できているという解釈も出来きます。信頼度の高い営業トークが出来るという事は武器にもなるので成約につながるトークを出来るという事でもあります。ですが、営業で大事なのはお客さんとどれだけ距離を縮められるか?という事になるので、それは、法律や建物に詳しいという事だけではだめ。という事でもあります。

資格がなくても、自分に営業職の武器があれば、稼げるチャンスは誰にでもあるというのも不動産営業の魅力の一つと言えます。

まとめ

宅建の資格は簡単に取れる資格ではありません。持っていると箔が付きます。特に年配の方は名刺を出すだけで「宅建持ってるの?」すごいね~と会話の切り口になってくれたりするものです。なので、不動産営業に転職してみたいけど、何からしていいかわからないという人はまずは、宅建の勉強から始める事をお勧めします。受からなくても実務的にはためになる事ばかりです。特に民法の考え方ににおいては、不動産業以外の場面でも役にたってきます。

 

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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