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はたらいくの不動産求人情報でスタートした我が不動産人生

筆者は不動産業界に入るときにコネもなくて伝手もなかったため「はたらいく」という求人誌をみて面接を受けにいったんですね。

もちろん、行く前はいろいろな人に相談もしたんですけど、創業20年くらいあって、地元系の不動産という事で色々学べそうだなという事でそこに決めたんですよね。

不動産屋の面接で言われた数々のウソ

当時は僕も20歳くらいの小僧ですよ。社会の事なんにも知らない高卒の小僧ですよね。

給料を気にしてるとか、雇用形態を気にしているとか、休日を気にしてるとかそんな感じじゃまったくなくて、修行しにいく!くらいの気持ちでいってたのもあんまりよくなかったのかな~と。

スーツ着て、髪も切って、黒くして、いざ面接へ!

社会保険に入ってない不動産会社

開口一番に言われたのが「当社社会保険に入っていません。現在準備なので、ご了承いただけますか?」との事。

当時のアホな僕は「そんなの全然気にしていません。むしろ社会保険って何?」くらいの勢いでした。面接だったので、好印象与えたいじゃないですか。なので、にこにこで「問題ないです!」的な回答をしていました。

もちろん、今考えればそんなアホな、、会社やめとけよ。っていうか、あとあとわかるんですが求人誌にも社会保険完備!って書いてあったんですよね。これは求人誌に乗せる時に必須の項目なのか、社会保険完備って書いておかないと、求人が来ないのか、、はわかりませんが。

週休1日しかない不動産会社

そして次に言われたのが「週に1日しか休みがありませんが大丈夫ですか?業界全体的にこうゆう所なんです」

これに関しては、ブラック企業に慣れていた僕は、「むしろ1日休めるんですか?」という謎の社畜根性でにこにこ返事していたんですよね。

もちろん、求人誌には「完全週休二日制」と書いてあって、おそらくこれも労働基準法的にあ記載しておかないといけない文言だったのかなと。

この会社にはその後1年務めるのですが、週休1日という事も裏切られ、月2-3日の休みという事で1年間働く事になったんですね。

社員旅行はなし、賞与なし

そんな僕でも少しがっくりしたのが、賞与がなし。でした。求人誌には年2回の賞与がという事も書いてましたが、歩合に関しては完全に実力性だったので、ボーナスという概念はなく、毎月稼いだ分だけもって帰る。という感じです。

この説明も面接時にされました、ある程度喋って、にこやかなムードになっているので、にこにこと聞き流すくらいしか僕の選択肢はありませんよね。

社員旅行がないというのも付け加えのように説明されたのですが、その実態としては、社員旅行はしたことはある、ただ、最後にしたのが10年以上前の話。というものでした。僕は心の中で「社員旅行はないのと一緒やん」と思いましたが、一応業績次第ではある可能性があるとのことだったので、それで納得しました。

業務拡大で募集している求人は要注意

求人を見ると「業務拡大の為急募!」となっている文言をよく見ませんか?はっきり言って、この文言は募集文言の中で一番危ない文章だと思います。上記に書いた僕の体験談も業務拡大の為急募!業務拡大につきポストが空いています。今なら3か月で店長に育てます

みたいな感じだったんですよね。普通に見れば、めっちゃチャンスがありそうな感じやん~。3か月でめっちゃ給料もって帰れそうやん~って思うのですが、実際はそうじゃありませんでした。

単純に労働環境がひどくで募集が人が辞めていくんですよね。

僕が一年務めている間もずっと同じ求人が出ていたのでひっきりなしに面接がありました。僕はそれを眺める側になったのですが、皆に同じように「社会保険は準備中、休みが週一、賞与無し」という説明をしていました。あー僕の時もこんなんだったな~なんて思ってみてましたけど。

せっかく採用があっても1日でやめたり1週間でやめたり、、僕も結局1年で最後は給料未払いになりそうだったのでやめたのですが、それでも結構長く務めた方だと思います。営業マンを使い捨てくらいに思ってる会社に多いですね。

業務拡大という文言があれば、実際に業務拡大しているお店なのか?というのは調べるといいと思います。ホームページなんか見れば、だいたいわかると思います。

サイト上にスタッフ紹介がない不動産はアウト?

どこのホームページもそうですが、従業員の紹介ページってあったりしますよね?不動産屋ももれなくそうなのですが、このスタッフ紹介ページがない不動産屋は要注意です。なぜかというと、人の入れ替わりが激しすぎてコロコロ変わっているので、スタッフ紹介をすると頻繁に入れ替えが発生して手間になってしまうという事なんですね。

またスタッフ紹介はあっても、掲載人数が少ないとか、、。上の人達は固定されてるけど、後輩が育ってないお店に多い特徴です。

まとめ

求人誌の情報は表向きの情報なので、100%鵜呑みにしない方がいい訳です。これは不動産屋として物件情報を掲載するときにも言える事ですが、広告はあくまで広告です。お客さんや求人を呼んで、呼んだあとにどう説明するか?という事をしている訳ですね。

未だにこんな世界があるんだ、、と思いつつも今となってはいい思い出、というか勉強になった経験でした。笑

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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