不動産業界は未経験者を大歓迎？
これから不動産業界に飛び込もう落としている人たちは求人情報を見る時に「未経験可」と記載があるかどうかというのをすごく気にしますよね。経験者じゃないと、採用ができません。という企業も多い中で不動産業界の求人に限ってはほとんどの求人で「未経験可」という文字が見えます。
仕事をしたことがない人たちを接客的に採用する意図はどこにあるのでしょうか？
不動産会社は会社によってルールが違う
会社の歩合の比率であったり、お客さんの追客方法、物件の調査にかける時間、家主さんの応対など、不動産会社は各社で独自のルールというか感覚というものがあります。こういったルールは会社ごとに違う為、未経験者の方が一から育てやすいというのがあります。経験者だと、歩合の低さに文句を言ったり、お客さんを簡単に逃がす方法を覚えてしまっていたり、、と他社と比べらる事で感じる不満というのがでやすくなります。
そうならないためにも自社で経験値0の人を採用して自社のルールで育てたい。と思っている不動産会社多いように思います。
経験者は悪い事もそれなりに経験者
そして、未経験者を採用する大きな理由が不動産業界は会社での仕事の用ですが、個と個のつながりが大半を占める仕事でもあります。
自分が接客しているお客さんの事は知っていますが、他の人が接客したお客さんの情報はほとんどしらない、、という感じです。また、再度引っ越ししたいとなった場合は、リピートのお客さんとして連絡するのは、お店というよりは担当者。という感じです。
具体的を書くと、、
A不動産に 勤務中に 経験者 Xさんが A不動産のお客さんを接客しています。
お客さんの売り上げ単価は 12万だったとしましょうか。A不動産の歩合は20％なので、成約すれば、営業マンには24000円の収入があるという事になります。
ですがこのXさんは 過去に B不動産屋やC不動産屋で勤務をしてきたという経歴があります。もちろん、それぞれ各社に同僚が居たりします。
そこで Xさんは B不動産にこんな話を持ち掛けます。
「A不動産で接客中のお客さんをB不動産につれていくからそこで契約してくれない？売り上げは5割くれたらいいから」と。
お客さんにはお客さんで
「手数料安くできる不動産会社があるんでそっちで契約しませんか？グループ会社なんですよ」と言っておいて、契約をさせます。
するとどうでしょう。12万→10万に売り上げは下がったのですが
Xさんには 売り上げの5万
B不動産は何もせずに売り上げの5万
お客さんは手数料が2万円安くなった。
という3者のウィンウィンウィンな関係が生まれてくる訳です。
務めているA不動産には「お客さんすべりました。逃げられました、すみません」といっておけば、それ以上の追及しようがないので、これで完全犯罪です。笑
経験者はこういった悪いことももれなく覚えているので、採用したくない、信用できない。という事にもなります。
不動産業は食い合いになっている
業界に入って長く勤めていれば勤めているほど、こういった悪いことをしている人たちに出会います。そんな方法もあるんだ、、、ど驚かされるばかりなのですが、営業という個々の仕事になっていくことが多い為、防ぐことも簡単ではありません。
結局、経験者側は信じるしかないという世界になります。なので、不動産業者はお金の出し入れには人一倍、敏感になっている傾向にあります。
グレーゾーンな契約が危ない
不動産業を営んていく中でグレーゾーンな事にはよく直面します。これも経験者はたくさん色々な方法を知っています。お客さんからどうやってお金をとろうか、、と常々考えている中で、あんな方法やこんな方法も知っている訳です。その中にはグレーゾーンなものも多く、前の会社では黙認していたようなこともあると思います。
ですが、次の会社でもそれが通じるかはわかりません。ましてや、勝手にされて、タイミングが悪く、処罰されてしまうとお店全体の存続にかかわることになります。
そういったリスクも考える必要がある為、逆に経験者というのは敬遠されがちな部分があります。
まとめ
不動産業という特殊な業界に飛び込もうとしている人は恐れないでください。不動産業社はあえて未経験者を探している傾向にあります。新しい世界に飛び込んでみたいという人にとっては、チャンスだと思います。
面接の際には、「あなた達の大好きな未経験者が来ましたよ～」くらいの心構えで出来るといいかもしれませんね。笑
