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[21年版]全保連の審査はここを見ている!落ちるのはなぜ?

当社に最も多い問い合わせといってもいい「保証会社の審査」今はどこの部屋に入るのでもこの「入居審査」をパスする必要があります。

こんな人に読んで欲しい記事

  • 全保連に通るか不安
  • 保証会社の利用で滞納した事がある
  • ブラックリスト 自己破産の経験がある
  • 自営業や無職、、審査の属性が悪い自覚がある

年間で100件以上の審査を見てきている現役の不動産営業である私が その不安を払拭していきたいと思います。

全保連の審査は厳しい?

ズバリお答えしましょう。厳しくありません。チビでもハゲでも剛毛でも通ります。※私はチビで剛毛

保証会社の審査というのは基本的に承認を出す前提です。というのも たかだか賃貸契約で何でもかんでも非承認にしてしまうと 賃貸契約を結べないという事がたやすく起きてしまいます。

それに全保連を利用する家主や管理会社なども少し属性が悪そうなお客さんでも拾ってくれる事を望んでいます。その為の保証会社になる訳ですので。

という事から考えると 普通に人は通るという事が当たり前なのです。自分は今まで保証会社を利用した事もないし、クレジットの滞納もない、、普通だ。と思ったアナタ!もれなく審査が承認出ている可能性が高いです。

では、次に考えないといけない事はなにか、、どういった人が否決になってしまうのか。。。という部分です。

全保連が落ちる人はこんな人

ここまで読んでくれてるという人は でもぉ、、でもぉぉ、、私ってぇ、、という感じで審査に不安な方なんだと思いますが、全保連の審査で落ちる人というのはどんな人なのでしょうか?大きく分けると3つのパターンが考えられます。

全保連で滞納やトラブルがあった人

言わずもがな、全保連でトラブルがあった人はもれなく否決です。家賃滞納や更新料の未払い、その他担当者ともめたりするケースでも全保連はデータを保有しています。

LICC系保証会社で滞納やトラブルがあった人

一部の保証会社はデータを共有する為の協会を作っています。それが LICCです。通称 リック と言われていますが、この協会に加盟している保証会社は情報共有をしています。

LICC会員

アーク、アルファー、エルズサポート、近畿保証、興和アシスト、ジェイリース、全保連、賃貸保証サービス、ニッポンインシュア、ホームネット、ランドインシュア、ルームバンクインシュア

過去にこの加盟店のどこかを利用した事があり かつトラブルを起こしている場合は全保連も参照できるので 否決となってしまいます。ちなみにですが、データの保存は契約が終了してから5年となってますので気になる方は要チェックです。

ココに注意

全保連をはじめどの保証会社も年収や勤続年数という部分は重要視していない傾向にあります。もちろん 家賃 10万 年収100万 というようなあまりにも辻褄が合わないような契約はしないと思いますが、この辺は証明を求めてこない所からも重要視してない事が分かります。

本人属性が悪すぎる人

詳しくは後述しますが、あまりに属性が悪すぎる人は 非承認になります。

全保連は連帯保証人をつけての審査が出来ません

2020年4月 民法改正により 連帯保証人の取り扱いが大きく変わりました。この記事で詳しい部分は割愛しますが、この4月を境に全保連は連帯保証人をつけての審査をしてしていません。(一部特別な保証プランで対応している代理店はありますが)

連帯保証人がつけれない、、契約をするという部分においては 保証会社が本来の保証会社であるべき姿に戻ったという見方もできますが、契約者からすると 契約者の属性がより重要視される傾向が強くなったという事でもあります。生活保護、年金受給中、求職中など、本人の所得が差し押さえできないこういったケースについては 審査が厳しくなったように感じます。

ケース別全保連の審査

では、ここからはもう少し細かく ケース別属性別で審査の状況を書いていきたいと思います。あくまで経験測ですので参考程度に見ていただければと思います。

ブラックリスト、自己破産、債務整理

クレジットの系の事故情報はCIC等の信用情報機関に登録されていますが、全保連はここの情報を見れません。即ちブラックリスト、自己破産、債務整理をしていても審査に影響ありません。

アルバイト、パート、

属性がフリーター、パートだからと言って 審査が不利になるという事はありません。もしろん申込書に記入している年収と家賃が釣り合っていなければ、非承認になる可能性はありますが、、、、これ以上は言わないで、おきます。。笑

自営業

自営業者の審査で不安という方は実際に多いです。課税証明等で 十分な 金額が出るような人であればあまり心配ないのかもしれませんが、自営業の人を収入を全部申告している人の方が珍しいですよね。。
ですが、このパターンでもあまり審査に不利になるケースはありません。あくまで申請ベースでの審査をしてくれますので、自営業だから否決。という事はないように思います。

事業のホームページなど web上で電話番号や代表者の名前が確認できるような物があればよりベターです。

無職、求職中

連帯保証人がつけれない全保連の審査で厳しくなったのかな、、と感じるのはこの「無職、求職中」の状態です。民法改正前であれば属性のいい保証人を付ける事で承認を取る理由に出来ていたのですが、そうもいかなくなりました。

通常の流れで行くと 本人名義の口座残高写し(web可)で十分な金額があれば、承認。という事になります。

借りようとしている家賃の10倍くらいを目途に審査をしているような感じです。4万の場合 40万程度

生活保護、年金

生活保護、年金についても無職、求職中と同等に民法改正後 審査が厳しくなりました。元々、全保連の審査では 生活保護のみ、年金のみ、という人は保証人必須になっていたわけです。ですが、保証人を付けれなくなったおかげで厳しく審査をせざる負えないという状況になっています。生活保護費も年金も最悪のケースでも差し押さえが出来ないお金になる為、保証人を受け付けていない全保連は保証しにくい訳です。

全保連以外の選択肢があるなら、、別の保証会社を利用するのが無難です。私も 生活保護者×全保連は何回か落ちてます。合否の基準がはっきりしません。

水商売、風俗

水商売、風俗 この属性の人達は自分たちが属性が悪いという事を強く自覚しています。また勤務をしていても実際の所得が国には上がってないという人も多いです。

ですが、あまり心配しないで下さい。全保連は意外と風俗、水商売も通します。NGを出すのは家主や管理会社の方なので 物件の選定だけきっちりやっていけばOKです。

 

 

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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