賃貸 間取設備について

洗濯機置き場がベランダや外でも大丈夫?体験談も聞いてみました。

賃貸では、割とよくある設備の一つに洗濯機がベランダにある間取り。というのが存在します。もしくは、玄関前にあるタイプです。1R1Kなどの一人暮らしの間取りに多い設備ですが、洗濯機をバルコニーなどに置く事でデメリットなとが生じるのでしょうか?

お部屋探しをしていると、必ずといっていいほど自分の理想とすべき点と、妥協すべき点の2つが出てきますよね。この二つのバランスはとても大事だと思います。今回は、ベランダに洗濯機を置くタイプの部屋は大丈夫なのか?というのかお解説します。

洗濯機は外の雨風も大丈夫なのか?対策は?

上記のように築が新しい物件の場合は、洗濯機の事はあまり気にせず使用できると思いますが、少し古い年代のベランダに置くタイプのマンションだった場合、洗濯機に不具合は起きないのでしょうか?

自分の経験とお客様談を聞いて判断すると、洗濯機は外においても何の問題もないようです。もともと水を扱う家電でもあるので、ある程度、水への耐性もあるのかな?と思います。少なくとも外に置いていることが原因で洗濯機が壊れたという話は聞いたことがありません。

ですが外においていることで起こる不具合が一つ、、。

どうしても、日焼けします。洗濯機自体が黄ばみます。少々かっこ悪くなりますが、気になる方でまめな方は洗濯機カバーを利用することである程度黄ばみを防ぐことが可能なのようです。

最後に、ベランダ洗濯機といっても、全自動のものが置けるのか?二層式のものが置けるのか?はきちっと図ってみないとわかりません。ベランダに蛇口がついてるから、全自動がおけるとは限らないのです。洗濯機は5-7キロくらいのものであれば(ドラム式を除く)60㎝×60㎝のサイズが取れれば置けることがほとんどです。

気になる方は、担当の営業マンに話をして、事前に図るようにしましょう。

バルコニーに洗濯機を置く時はサイズが重要

カーテン、冷蔵庫置場、ベットの位置、と室内のサイズ感はとても大事ですが、洗濯機置き場のサイズも重要です。

室内の防水パンが付いているような間取りでは60×60くらいの大きさは必ずあるので、あまり心配はいらないのですが、ベランダなどの置き場所になると、蛇口を後付けにしていることが多く、奥行きなどのサイズ感が制限されてしまう事もあります。一部マンションでは横長の2層式しか置けません。となっている間取りもあるので要注意です。

エアコンの室外機も基本的にはベルコニーに置く事にあるので、それも加味した上で十分なスペースがあるかを確認する必要があります。

バルコニーの排水のつまりに注意

洗濯機バルコニーの注意点がもう一つあります。それは排水です。

横並びの3つの部屋があるとして、各部屋のバルコニーに一つずつ排水がついていれば、気にすることもあまりないのですが、もれなく年代的にもどちらか端っこに排水がついていたりします、

即ち排水がついてない部屋の、洗濯機の汚水は横の部屋に流れて排水までいく。という流れになる訳ですね。

この排水が詰まってしまっていると、ベランダに水が溢れ、オーバーフローし、室内に浸水したり、下階に水漏れを起こしたりすることになります。

水の流れが悪いな?という時はこまめに掃除をするなどをし、注意しておきましょう。

時代で変わる洗濯機置き場

洗濯機の位置というのは、建物の古さを表す一つの指標となっていることは間違いありません。

例えば、現代的な感覚で言えば、一人くらいであったとしても洗濯機は室内で防水パンと一緒にある。というのが一般的な感覚だと思います。

それが昭和から平成になるくらい~平成10年くらいまではベランダに置く。という事が当たり前だった、という事になります。

なので、安めの家賃で部屋を探すとなるとどうしても洗濯機が外に出てしまう。という事になってくる訳ですね。

逆を言うと、室内に湿気をこもらせたくないという理由でベランダ洗濯機の部屋をあえて選ぼうとするならば、新築や築浅の物件はまず、不可能。という事になります。

さらに、もう一つ世代が古くなると次は玄関前に洗濯機。という感じになってきますね、これが昭和の40年代~50年代の建物に多くみられるパターンです。味のある建物、という事になります。

洗濯機バルコニーは古い証拠?

現代では、洗濯機は一家に一台で、一人暮らしでも基本的には自分の洗濯機を持っていると思います。中にはマンションに備え付けのコインランドリーで住まいしているという方もいると思いますが、ほとんどの方が洗濯機を利用しているのではないでしょうか?

で、この洗濯機ですが、時代によって、どの場所にあるか?というのが変わってきます。

1、昭和40年頃~

この頃は、洗濯機を置くという事時代が珍しい時代だったのかもしれません。アパート、マンションというのも数が少なかったはずです。洗濯機時代も二層式のタイプで、洗濯機置き場は玄関の前(外)と、いうのが主流だったのかなと思います。

2、昭和60年頃~

平成に入るかどうかの年代に建てられている建物は洗濯機をベランダに置いていることが多いです。一部、分譲マンションや高級志向の賃貸マンションなんかは、室内に防水パンを設置して現代と同じような形式をとっていたと思います。

3、平成10年頃~

この頃から、単身者用、ファミリー、ともに室内洗濯機置き場が主流となりました。また、その置き方も様々で普通に脱衣所に置いているタイプもあれば、玄関横に収納スペースをつけておいている。という事もあります。とりあえず、洗濯機は室内だよね。という事にはなりました

洗濯機が外ある賃貸に住んだ事がある人が感じたデメリット

洗濯機バルコニーの間取り 40代女性の体験談

対策等は取ったか?

これといって何も対策はせず、ベランダに洗濯機をそのまま置いてました。洗濯機は邪魔にならないようにベランダの端っこに置いてました

どういったデメリットがあったか?

デメリットは何と言っても、洗濯機の劣化が早いことです。
暑い日も寒い日も雨の中でも外に出しているので、新品で買ったのに数年するとボロボロになってきて不具合が出だしました。特に雨が降った後は洗濯機の中に汚れた雨水が溜まったりするので、使う前に一度洗わないと、汚れや葉っぱがついて困りました。
また、虫なども入り込んだりするので、洗濯機の下の部分や洗濯槽の中に虫が入り込むこともありました。
ベランダも広くはなかったので置けるサイズに限りがあったので、ドラム式などはもちろん置けず、昔ながらの古いタイプの洗濯機しかおけませんでした。

洗濯機バルコニーの間取り 40代女性の体験談

対策等は取ったか?

ベランダに受け皿と排水が設定されていました。外なので室内にあるより汚れがつきやすく、使っていない時はカバーをかけていました。ホームセンターなどに、専用のものが色々売っています。

どういったデメリットがあったか?

ベランダで洗濯機をまわしているとどうしても音が隣に伝わりやすいので、室内にある時よりも、洗濯機を使用する時間に気を使いました。室内だと夜に仕事から帰ってきてお風呂に入った後に洗濯機を使っていましたが、室外にあった時は夜の洗濯はあきらめて、週末にまとめて洗濯をしたりしていました。あと、室内の脱衣所にある洗濯機のように、風呂に入る時に脱いだものをすぐ直接放り込めることができません。脱いだ姿のままではさすがにベランダには出られないので、いちいち何かはおらないといけないし、特に夏の暑い時や冬の寒い時は、外に出て洗濯をするのもしんどかったです。

洗濯機バルコニーの間取り 30代女性の体験談

対策等は取ったか?

雨が吹き込んで濡れてしまうことがあるので、カバーを取り付けたり、囲いをしたりして洗濯機に影響がないようにしました。

どういったデメリットがあったか?

洋服を脱いで集めたあと、わざわざ外に出て洗濯機を回さなくてはならなかったのが面倒だと感じていた。室内にあれば、脱着所で脱いで、各々洗濯機に入れることができたので、慣れるまで時間がかかった。また、寒い冬に洗濯を干す他に洗濯機のスイッチを押しにベランダに出なければいけなかったのも嫌でした。隣の家も洗濯機がベランダにあり、夜中に洗濯をすることが多々ありました。室内の洗濯機より騒音がかなりするので、不快でした。また、私達自身も周りに迷惑をかけないよう、洗濯をする時間を配慮しなければいけなかったのも不便でした。

洗濯機バルコニーの間取り 40代女性の体験談

対策等は取ったか?

洗濯機をベランダに設置しなければならなかった為、汚れやホコリ防止にビニールのケースを被せていました。

どういったデメリットがあったか?

やはり屋内に設置時と比べると洗濯機が痛むのが早かったです。カバーをしていてもどうしても汚れてしまい、洗濯槽も汚れたらどうしようと心配でした。また、外のベランダに置いていたことによりご近所の騒音になるため洗濯時間を特に気にしなければならないのも面倒でした。また、ベランダから水がご近所の方に流れてしまわないかも気になりました。うっかり洗濯物を干し忘れた場合、ベランダにライトがなかったため暗くて干すのが難しかったです。お風呂場と離れた場所に設置を余儀なくされたため、お風呂の水を洗濯水として利用出来ず水道代の節約が出来ませんでした。

洗濯機玄関前の間取り 20代女性の体験談

対策等は取ったか?

昔ながらの木造アパートで玄関脇の共用通路部分に洗濯機がありました。防犯目的のことは何もしませんでしたが、汚れ防止にポリ袋をかぶせていました。

どういったデメリットがあったか?

冬は寒いです。ネットに入れるなどの細かい作業はすべて室内で済ませ、あとは洗濯物と洗剤を入れるだけにしなければなりませんでした。
とにかく洗濯機が汚れます。もしかしたら外置きのせいですぐ壊れてしまうかもと思い、初めからどうでもよい洗濯機を譲ってもらいました。
音が響くので、洗濯をする時間にも気を付け遅い時間帯の洗濯は避けました。それに洗濯中は外出できませんでした。
私は経験していませんが、たまにいたずらで洗濯槽にゴミを入れられるという話を聞いたので、ポリ袋をかぶせ、簡単に中を開けられないようにしました。
また、女性なので下着は盗まれると困るので、いつも浴室で手洗いし部屋干ししていました。

洗濯機バルコニーの間取り 30代女性の体験談

対策等は取ったか?

洗濯をしてるときの音がうるさかったらいけないので、夜遅くに洗濯するのは極力さけました。21時くらいには終わるようにしてました。

どういったデメリットがあったか?

時間を気にしなければいけないので、自由にはできなかったです。冬は外に出るのがさむかったし、水がつめたかったので、洗濯物も冷たくなりました。外にあると砂ぼこりなどですぐに汚れてしまうのでよく掃除もしてました。すぐにざらざらになってしまいます。音も部屋にいると聞こえずらく終わったかなと何度も気にしてのぞいていたとおもいます。大きいものシーツなどはとりだすとき下につかないようにとても気を使いました。外にあるので、人の目もあるのできちんとした格好をしとかないといけなかったし、終わってからほっておくと盗まれそうでした。

洗濯機バルコニーの間取り 30代男性の体験談

対策等は取ったか?

洗濯機を回すたびに外に出る必要があるので、スリッパを買いました。また、夜間は音が周囲に響くので使用を控えました。

どういったデメリットがあったか?

雨の日はとても大変です。せったく洗濯し終えたのに、取り出すときに雨に濡れてしまう可能性があるからです。もう一つは、いつ洗濯が終わったのか分かりにくいという点です。室内にあればビービーという音で気づきますが、外に置いていると意外に聞こえないです。

太陽光というのは想像以上にエネルギーが強く、長時間外に置いていると表面のプラスチックは相当もろくなっています。さらに風や雨、砂ほこりなどが被り劣化は早くなります。元々古い洗濯機を置いていたのでそれほど気になりませんでしたが、新品の洗濯機を使用する場合はより注意が必要です。

洗濯機外の間取り 20代男性の体験談

対策等は取ったか?

1回200円の洗濯機が、地下にあり住人が共用で使っています。東日本大震災の影響もあって、電源が抜いてあり水道口も使わないときはしめてあります。

どういったデメリットがあったか?

雨の日に、部屋干ししたい時にわざわざ雨の中傘を差しながら1階まで行かないといけないのでそれだけがおっくうです。また、洗えない日がつづくと山盛りになり一回では洗いきれない量とかになったりするので何往復するのも大変です。また、時間帯によっては洗濯機を使いたいと思ってもかぶることがあるので洗いたい時に待ち時間が発生するので近くのコインランドリーまで足を延ばすということがたまにあるので洗濯機が外にあって共用なのはデメリットでしかないなと思います。また、設置してある場所がガレージの中なので深夜はシャッターが閉まり鍵が開かなくなってしまうので洗濯をし忘れると次の日に回さないといけないということが発生します。

洗濯機バルコニーの間取り 40代女性の体験談

対策等は取ったか?

外にあるので埃や虫がついたりするのが嫌でカバーをつけていました。また夏場直射日光が当たらないようにするためにも必要でした。

どういったデメリットがあったか?

冬場などの寒い日は外にでて作業するのが辛かったです。夏場もちょっと外に出るだけでも汗だくになるので本当に嫌でした。カバーをいちいち外すのが面倒さかったです。部屋に洗濯機があれば24時間いつでも使えますが、外にあると騒音が気になりなかなか使えません。外に出なくてはいけないので、いちいち自分の着ている服や髪型にも気をつけないといけなかったのが面倒でした。家の中ならどんな服を着て洗濯機を回そうがだれも見てないのですから。いつどこでだれに見られるかわからないので身だしなみまで気にかけなければならなかったのが本当に面倒でした。

洗濯機バルコニーの間取り 20代男性の体験談

対策等は取ったか?

冬場は厚着をして寒くないように着込んで洗濯機を回しに行き、台風の時は万が一壊れないようにカバーをかけていました。

どういったデメリットがあったか?

まず、メリットが思い浮かびません。強いて言うなら家賃が安いことでしょうか…
デメリット
冬場は凍えるほどに寒い。
→私が住んでいた地域で雪が降るような地域のためマンションの上の階となると風がビュンビュン吹くので毎日の洗濯が憂鬱になるほどでした。

風呂場の残り湯が使いづらい
→風呂場からベランダまで離れているためホースを何個か繋がなければならないのですが途中でホースが外れると地獄絵図です。
部屋が水浸しになります。

台風が来るとカバーを掛けたりするのがめんどくさい
→さすがに雨風程度では壊れないと思いますが、サビるのが嫌で濡れた洗濯機を掃除するのが嫌で雨風吹いてる時は必ずしていました。

これは私が女性だからかもしれませんが、防犯上のことを考え洗濯物を外に干しておらず部屋干ししていました。
なので外で洗濯機まわしても結局部屋の中まで回した衣類タオル等を持って干さないといけなかった為二度手間でした。
また私は壊れることはなかったのですが、私の友人は外に洗濯機を置いていて壊れたと言っていました。
2~3人言っていたのできちんとメンテナンスをしてあげないと壊れやすいのかもしれません。
以上のことからメリットと言えば家賃のことくらいしか思い浮かばず、圧倒的にデメリットが多いため洗濯機が外にある物件はおすすめできません。

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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