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プレサンス保証の審査基準、内容(賃貸保証)

 大阪のとある不動産営業です。 保証会社もたくさんあって、どこを選ればいいか分かりませんね。 ほとんどの物件では家主や管理会社指定の保証会社を使うことになります。 今回はプレサンスギャランティー(信販系保証会社)という保証会社について、書きたいと思います。

保証会社の審査基準、勝手にランキング

㈱プレサンスギャランティー

プレサンスギャランティはマンションの賃貸借契約において、入居者様の家賃等支払債務を
連帯保証し、オーナー様へ家賃等の滞納分の立替払いを行う会社です。
万一、入居者様が家賃等を滞納した際に、当社が立替払いを行いオーナー様の家賃等の収入を
保証致します。
オーナー様には安定した資産運用を、入居者様にはスムーズな賃貸借契約をサポートして参ります。

プレサンスの物件を借りる時に使われる保証会社ですね。

申込書を見ると、オリコの物を併用しているようなので、窓口はプレサンスギャランティーですが、実質の審査はオリコがしていると思ってもらっていいと思います。

尚、現在の表記で見ると、プレサンスギャランティーが落ちた場合はVISAかオリコで再審査をあるので、オリコより審査がキツイ可能性がある訳ですね。

こういった自社系の保証会社は、滞納がなさそうな属性のいい人は自社で承認だして、少しでも不安要素がある人は、他の保証会社へ丸投げするという方法をとっています。家主さんからすれば、営業チャンスを逃しまくっている訳ですね。

信販系保証会社の特徴

近年、増えてきた信販系保証会社ですが、普通の保証会社にはない、特徴があります。

・基本的に連帯保証人不要

・審査と同時にクレジットカードを作ったり、家賃の引き落としを行ったりできる

・審査がきつめである

信販系保証会社も色々とありますが、おおむねこんな感じの内容です。

カードを使ってポイントをためたりするメリットもあります。

---信販系保証会社---

あんしん保証会社㈱、関西VISA、ジャックス、オリコ、セディナ、アプラス、セゾン、エポスなどなど。

プレサンス保証、信販系の審査基準内容

この辺は不動産屋としての、経験からくる憶測に近いですがどんな感じで審査をしているのでしょうか。

まず、プレサンスギャランティーは加盟していませんが、実質審査をしているオリコフォレントインシュアはLICCという保証協会の会員です。簡単にいうと、この保証協会の会員は情報を共有しています。ホームページにもこんな記載があります。

会員が登録する情報は次のものです。

氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号等の個人特定番号、

保証対象物件名・部屋番号、保証対象物件住所、保証開始日、月額賃料、

保証終了日、入金額、代位弁済残高など

情報の登録期間は保証委託契約の終了から5年間(滞納があった場合は債務が消滅して5年間)です。

早い話が、LICCに加入している別の保証会社を利用した事がある人はデータが参照されるという事です。

加盟店なので他社で起こしたような遅延などの事故は、審査に影響があると考えられます。

LICC会員一覧

全保連株式会社、アーク株式会社、アルファー株式会社、株式会社近畿保証サービス、興和アシスト株式会社、ジェイリース株式会社、賃貸保証サービス株式会社、ニッポンインシュア株式会社、ホームネット株式会社、ランドインシュア株式会社、株式会社オリコフォレントインシュア、株式会社レジデンシャルサービス、エルズサポート㈱

信販系全部に言える事ですが、クレジットカードの審査に通らない人は保証の審査の否決になると思ってください。連帯保証人不要としている事からも契約者の内容が重要視される傾向にあります。

営業マンとしての感覚ですが、

・過去に同じ会社で滞納や、更新料の払い忘れ、契約によるもめ事がある人はもちろん、NG

・有職者(社会保険証)であれば、承認

・有職者(国保)過去の信販情報次第で承認

・過去の信販情報で事故があったらNG

信販情報の遅れや事故、というのはCICなどにのる内容ですので、携帯やスマホの割賦、ローン、内容次第では奨学金もあてはまる事があるそうです。

上記にも書いている通り、クレジットカードを作るときの審査くらいのイメージです。

普通の保証会社あまり、年収等を重視してないところが多いですが、㈱オリコフォレントインシュアなど信販系はそうゆう所までしっかり審査をしていると思われます。

保証会社は年収は見ていない?

否決の場合はこちら 保証会社が否決の場合はどうしたらいいの?

過去に滞納等事故があると、完済していても事故扱いになってしまうので注意が必要です。

信販系保証会社は口座引き落とし、カード払いが基本ですので家主や、管理会社からすると、家賃管理がしやすいというメリットがあります。なので、ごくまれに、信販系の保証会社のみしか受け付けないという物件もあります。その保証会社が落ちてしまうと入居できない。という事です。

信販系のどこかに申し込みをして、落ちると基本的には他の信販系保証会社も通らないと思った方がいいでしょう。

プレサンスギャランティ(信販系の)の保証料

保証会社全般に言える事ですが、保証料や更新料をおおやけにしていない事が多いです。オリコフォレントインシュアも例外ではなく、現在のホームページにも分かりやすい記述がありません。

これはなぜかというと、

保証料は時代によって変動がしやすい為、あえて記載していない。

保証料は不動産屋のマージンの設定や保証内容によって、差が出てくるので掲載してない。

この二つが大きな理由です。申し込みをする代理店となる不動産屋によって、保証料が違う可能性があるという事ですね。

信販系全体に言える事ですが、更新料の設定をしているところは少なく、初回の保証料+月額家賃の1%という形で毎月の家賃と一緒にひき落とすタイプのものが多いようです。

プレサンス保証を通す為に

信販系保証会社は、信販情報をみています。そしてLICCも参照している可能性が高いと思われます。。

なので、LICC加盟の全保連などで家賃滞納等をした場合は審査に影響があると思われます。

一番重要なのでは過去の(直近5年間の)信販情報な訳ですね。

スマホの割賦であったり、ローンの滞りがあれば否決になります。なので、クレジットがブラックだから、、などどいう理由で否決になります。

今ご自身の状況、過去の保証会社の利用の有無を検証して、通るか通らないのか、、通りそうにないのであれば、保証人をつけて審査をしてもらうか、別の保証会社を検討してもらうように交渉、お願いしましょう。

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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