売買

不動産売却はどこに任せても一緒?レインズ登録でほぼ完了している訳とは

不動産売却をするとき、、どこの不動産屋に頼めばいいのか悩む人は多いと思います。知り合いの、、とか紹介の、、という伝手があればいいですが、そういったものはない人の方が多いのではないでしょうか?

人生で何回もない、不動産の売却という経験はどういった不動産屋に頼むのがいいのでしょうか?

不動産売却はどこに頼むのが正解?

あなたが不動産売却をする時に重要視する項目がいくつかあると思います。

高く売れる事

不動産売却は数万の取引をするわけではありません、数百万~数千万とあなたの人生を替えかねないお金を得るための手段でもあります。相続した不動産なのか、訳あって住まいを売却するのか、、色々な人がいるとは思います。皆さん、少しでも高く売りたい。という気持ちは一緒です。

なので、「高く売ってくれる事」というのは不動産売却において最重要項目といってもいいと思います。

安全に売れる事

不動産売却は個人でも行う事が可能です。買主さえ見つけ出す事が出来れば口頭の契約でも取引は可能になります。

なぜ、不動産業者が間に入るのか?という部分でいうと、安全に取引を行う為です。買ってみたけど、こうだった、、聞いてなかった。予測不能の事態に陥らない為に、業法や法律に則って安全に取引をできるように不動産業者がいる訳ですね。

不動産業者のジャンルもいろいろありますが、売買の案件をやってない業者というのは結構ありますので、慣れない所で取引をするのは気がひけますよね。(それでも保証協会が各種ひな型を用意してくれてるので、出来るとは思いますが)

早く売れる事

早く売れる事、これも大事な要因の一つといえます。不動産を持てば持つほど、固定資産税の支払いもありますし、不動産を売ることで次に行動をしたい人は予定が伸びてしまう事になります。とりあえず売り切るという部分では不動産屋の力量が問われる所かもしれません。

メモ

不動産の買取は売却とは違います。買取は不動産業者が直接買い取ってくれます。古本屋と一緒ですね。すぐに現金化できるのは最大のメリットですが、なんせ相場の6-7割くらいで買いたたかれるので手元に残るお金は少なくなります。

もっと買取と売却の違いについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓

https://oni.hudousan.osaka.jp/bkk/2002-kaitoribaikyaku/

不動産売却はどこに頼んでほぼ一緒

結果を書きますと、不動産の売却はどこに頼んでも一緒とい事が言えます。というのもどこの不動産屋も同じように売るからです。

そりゃ、細かい所言うと suumoの掲載枠数を多く確保している、自社媒体がある、自社の顧客網があるという部分を売りにしている不動産屋はあります。ですが、ここのセールスポイントに関していうと

あなた(売主)には関係ありません。

自社で売り切る力があるよ。っていうアピールは「高く売れる」「早く売れる」という部分とは全く関係ないと言えます。

むしろ、売主にとってはこう考えるべきです↓

自社で売り切る力があるっていう事は、買主売主の両方の手数料を取りたいがために 買主有利の条件になりやすい(自社募集の物件は融通されやすい)即ち売り価格が最終的に安くなってしまいがち。

同様に両方の手数料を取りたいがために、他社からの買い付けは商談中です。と断ってしまうケースがあり、結果「売却が遅くなりやすい」という事です。(詳しくは下部の囲い込みについて)

レインズ掲載する業者であれば大丈夫

不動産の事ある程度ご存知の事はレインズって聞いた事ありますよね。

レインズって?

不動産の流通サイトです。不動産業者間で募集している物件を不動産業者が掲載しています。業法的にも物件を預かった場合はレインズに登録して下さい。という事になっているので、賃貸でも売買でもレインズというサイトを見れば、ある程度募集状況が分かりますし、逆に言うとレインズに掲載すれば、ほぼすべての業者に情報を回す事が可能になる訳です。

そうなんです、レインズに掲載すれば、募集活動は終了といってもいいのです。

レインズに掲載すれば、99%くらいの不動産は情報を入手することが可能で、買いたい人がいればマッチング可能です。

ここで大事なのが、情報をたくさんの人に見て貰う。という事です。

10人に物件の提案をして価格を決めるより、1000人に物件の提案をして価格を決める方が断然高く売れますよね。なので、レインズに掲載しない。という事は相場や買主の需要を断ち切っているという事にもなります。

すなわち売主有利な商談にはならないのです。仲介業者有利の商談になります。

囲い込みされてませんか?

さて、物件をどこに任せるか?という部分でいうと、未だに囲い込みを行い他社に物件を出さない業者は存在します。上記でも書いているように 物件を預かった場合はレインズに掲載する事が前提なのですが、レインズに掲載はしているものの、業者からの問い合わせが入ると「商談中です」と断る文言を言ってきます。特に大手、不動産会社、、名前は言えないけど、売りやすい物件はほとんどやってます。

こういった物件は自社媒体など自社で買主を見つける事で売り上げを上げようとしているという事なのですが、売主側にはなんのメリットもありません。

万が一囲い込みの情報が気になる場合は他社の不動産屋に足を運んで、情報が出ているか?と確認を取ってもらう事も一つの方法です。

 

結局どういった業者を選ぶべき?

では最終的にどういった業者に物件を任せるべきでしょうか?いくつかポイントはあります。

こんな業者に任せよう

  • レインズの掲載がちゃんと出来る
  • 募集状況の連絡がまめに取れる
  • 売買の案件をこなし慣れている
  • 現場にある程度近い

と、いう4つを上げてみました。現場に近い方がいいというのは、なにかあった時にかけつけやすいからです。

特にレインズに掲載がちゃんと出来るというのは売却価格に大きく影響してくる所なので重要視して欲しい所です。間違ってしまうと物件価格の1割-2割程度は泣くような状況になってしまうかもしれません。

もちろん、それ以外の要素で言うと仲介手数料の差なんていうのもあったりしますが、それはまた別の記事で書いていきたいと思います。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

#111

#107

#100

岸根の記事をもっと見る

-売買