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賃貸不動産営業は将来性がある仕事?長く続けられる?

こんにちは、大阪の不動産営業です。一部の業界では仕事や作業が機械化されていたりして、人がいらなくなったりしていますよね。
そうそう、AIというものを考えていかないといけない時代ですもんね、、。
不動産営業という仕事は、将来的にどうなっていくのでしょうか?筆者の見解を記事にしました。

不動産賃貸業界に未来はあるのか?

不動産業界の未来というと、壮大な感じもしますが、1980年代~ 90年代 2000年代 2010年代と確実に業界全体は変わっていると思います。これはどの職種であってもある程度そうだとは思いますが不動産業界も確実に変わっていっています。そして、これから迎える2020年-2030年と、今まで以上に大きな変わり方をしていくハズです。

不動産の大きな指標は不動産の価値、相場ですね。それは即ち人気の事なので、欲しがる人が居れば、相場は上がりますし、誰もいらないとなると、相場が下がるというのは当たり前の話です。

少子化の日本で不動産の価格が下がる?

では、今後人口が減っていくことが確実である日本の不動産市場はどうなっていくのでしょうか?政府側もいろいろな施策を取っているとは思いますが、空き屋問題や土地の活用の問題、シャッター商店街など、人口が減っているがゆえに生じている問題はたくさんあります。

そして、これらの問題は、人口が増えない限りは今後も解決することがないと予想するのが普通でしょう。

集中型の相場になる事が予想される

現状で言えば、欲しがる人(人口)が減って、商品(不動産)がたくさんある。という状態になってきています。どうゆう事かというと、欲しがるひとが沢山の選択肢の中から選べる時代になってきてしまったという事です。

欲しがる人は、選べるのでもっとよりよい商品を選ぼうとしますよね。不動産で言う所の、価値のあるマンションだったり戸建てだったりという事です。

そういった人が価値のない不動産は捨てて、価値のある不動産に移行していくことになります。簡単に言えば、田舎の不動産を捨てて、都会の不動産を取得するという事です。

もちろん、あえて都会を辞めて田舎に行くという人もいるでしょうが、絶対数として田舎から都会に来る人の方が多い訳です。

そうなると、自然と都会にある不動産は皆が欲しがる為に価値は今よりもっと高くなっていき、少し外れた郊外にあるような不動産や、田舎の不動産は価値を下げてしまうという事になる訳です。

外国からどれだけ人が入ってくるか

今後の不動産業界の流れを決めるといっていいもう一つの要素が外国人の参入です。

今現在も中国人が主に日本の不動産を買っていたりもしますが、今後もこの流れが世界中に広がれば、さらに不動産の価値は高まるという事になります。

近い将来、家主さんはみんな日本には住んでいない外国人で借りるのは日本人という事になっているかもしれません。

また、賃貸業界という意味では、同じく外国人に貸すという事が多くなってくるので、特に都会に関してはあまり悲観するような状況にならないとは思います。

AIに仕事を奪われる可能性は?

では、不動産業界のAI化という視点で見るとどうでしょうか?

不動産業界はアナログ思考が強い業界だとは思いますが、それでも近年は不動産情報がデジタル化され、かなり整理されてきた感があります。ただ、これは物件情報が整理されたという事で、AIという事ではありません。

AIがする不動産屋の仕事といえば、部屋の紹介だったり、管理だったり、という事でしょうか。この仕事はAIでも可能になるか?という事ですね。

賃貸不動産営業の本質

賃貸営業というと、借主に部屋を紹介するのがメインの仕事!と思ってる人も多いと思いますが、これは大きな間違いなのです。仲介業の一番の仕事は、貸主、借主にトラブルがないように契約を締結させる。という事です。

貸主は、自分の所に入る入居者が変な人じゃないか、、契約の内容を理解しているか?マンションのルールを理解しているのか?という事を仲介業者に任せている訳ですね。

逆に借主は、貸主から不利な条件を提示されないか?契約違反な行為をされないか?など、心配になる訳です。特に借主の方は、人生で何度もない賃貸借契約の事は全く分からないので説明してあげないといけないワケですね。ただ、毎月家賃を払えばそれで終わり。という訳でもないんですよね。

そういった双方のすり合わせをし、契約書をまとめるのが仲介業の仕事です。物件の紹介はその次ですね。

部屋の賃貸借なんて個人間で契約書がなくても可能な訳で、そこにわざわざ仲介業者を入れるというのは、お互いにトラブルがないようにする為の方法の一つなわけです。

物件のマッチングだけなら既に出来ている

AIはデータからのマッチングを得意としていますが、それだけなら、すでに各ポータルサイトで出来ていますよね。借りたい人が、希望項目にチェックを入れて物件を絞る。という感じです。ですが、実際に内覧をするとそれだけでは部屋は決まらない。

これが現実です。

そこに、アドバイスが出来たり、一般的にはこうです。という人間の温度がある事で、部屋の賃貸借が成立しているといえます。

なので、しばらくはAIが賃貸営業職を台頭するということなないと筆者は思っています。

まとめ

賃貸営業は、大きく伸びる事はないと思います。ですが、そこから派生する、売買であったり投資や不動産所有、またはリフォームなどの仕事が今後はお金をうみ続けていく訳です。そして、どの仕事をしようと思っていても、賃貸営業の時にしていた、相場観や、実際に借りる人の温度、というのは非常に大事になってきます。

まさに賃貸営業をするということは、不動産業の土台を作る事になるといっても過言ではありません。家賃相場というのは結局は、不動産価格に反映されるからです。

これから賃貸営業をしようと思う人は、その先にある稼げるネタというのが探しながら仕事をしていくことをお勧めします。

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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