賃貸 間取設備について

子育て世帯が部屋選びの時に注意している所は?

こんにちは、大阪の不動産営業です。子供と一緒に引っ越すとなると、ただ部屋が広いだとか新しいだとかだけじゃ心配ですよね。
うん、子供にとって、どんな部屋がいいのかな~って優先順位が決まってくるよね~。
そこで、今回は子育て世帯の人に聞いた、部屋選びの時に注意した点というのを特集してみます。

子育て世帯がこんな所に気を付けて部屋探し?

学校までの距離と治安は必須

子育て中に引っ越しする際に何より注意したことは子供が通う学校までどのくらい時間がかかるのかと住む街の治安でした。学校には必ず通うことになるので小学生になったばかりの子供が長時間歩いて通学するのは体力的に辛いと思ったのでできるだけ徒歩数十分程度で学校に着くことと住んでから治安を変えることはできないので引っ越す前に街の治安や雰囲気はネットで調べておきました。子育て世帯は生活が子供中心になるのでどんなにいい物件でも子育てに向かなかったり治安に不安がある場所では安心して子どもを育てることができないので立地や部屋の広さ、眺望などももちろん注意はしましたが学校までの歩く距離と街の治安自体は住んでみて後から後悔しても遅いので絶対に注意しておいた方がいいと思います。治安が良い街は自然と学校も落ち着いているので子供を安心して学校に通わせることができます。

キッチンの入り口の大きさは、狭い方がいい!

子供がいると、危ないものなど触って欲しくないものが増えますよね。その代表格がキッチン。包丁などの刃物は勿論の事、細長い箸や、調味料の瓶などとにかく危ないものだらけです。
そんなときベビーガードが便利ですが、あまり幅広の物がありませんし、忙しいのに家事の動線を塞ぐようなことはしたくありません。我が家では、まさに動線を塞いでしまい、重い荷物を持ったまま、ベビーガードを何度も跨ぐはめになりました。
物件を探す際や、自宅購入の際にはキッチンの間取りを良く見ましょう。注意点はいくつかあります。
まず、キッチンからリビングが視野に入る事。表題の入り口の狭さとは関係ありませんが、子供が遊ぶ姿が見えないと、リビングでの危険に気付けませんし、何より子供が見えるので安心です。たまに古い物件で、独立した部屋になっている間取りもありますが、同じく子供が見えないので注意です。
次に、狭い部屋によくありますが、キッチンが壁に向いていて、リビングとの境目が全くない間取りです。これでは料理中に近寄ってきて、油でも跳ねたら危険なので、なるべく避けたい間取りです。
最後に、入り口の狭さですが、まずベビーガードを設置出来る場所があるかということ。入り口がいくら狭くても、置く場所がなければ意味がありません。そして、廊下や通路を塞ぐ事なく、設置出来るかということ。勿論、ベビーガードを設置したことでキッチンが狭くなり、ガードよりも外側に物を置いては意味がありませんので、生活を想像し、充分なキッチンスペースの確保も必要です。
また、突っ張り系のベビーガードでしたら、入り口に厚みのある壁があるかどうか、まっすぐ垂直に設置出来るかどうかも見逃せません。
いくつか注意点を上げましたが、キッチン以外の場所でも、子供との生活を想像しながら間取りをチェックすると、育児のストレスが多少なりとも軽減できると思います。

騒音と高さには気をつけよう

子育て世帯が気をつけた方がいいことは二つあります。

一つ目に騒音対策です。マンションの場合、私は建物自体の構造がどうなっているのか確認しました。例えば二階より上層階に住む場合に天井が二重床、二重天井か否かによって子供が万が一走ったり飛び跳ねたりしたときに音の響きやすさが変わります。また、なるべく角部屋を選び他の住民の迷惑にならないよう気をつけました。住人のライフスタイルがなるべく近い方がトラブル回避に繋がると思います。

二つ目に転落防止です。ベランダや窓からの転落を防ぐためにどういう安全対策がされているかを事前によく確認しました。例えば、低い窓には落下防止のための柵が取り付けられていることがあります。ベランダには登って柵を乗り越えられるものはないか確認しました。子どもの命が第一優先ですので、危険なものがないか注意深くアンテナを張る必要があります。

お部屋は日当たり重視で探しました。

子どもが生まれてから初めての引越しだった時、何も考えずにお部屋を選んで失敗しました。その部屋は、向かい側に建物が建っており、午前中は西側、午後は東側が前の建物の日陰になってしまっていました。子どもが小さかったので、洗濯物も多いし、天気が良い時には毎日でもお布団を干したかったのですが、その部屋のベランダは、午後1時~3時くらいしか日がささず、洗濯物もお布団も気持ちよく乾かせないことにとてもストレスを感じました。
外の天気が良い時は余計、自分のベランダに日が差さないことを恨めしく思いました。室内にももちろん日が入ってこないので、畳や壁も全体的に湿っぽい感じでした。引越しをしてから、同じ建物の人に「日当たりが悪くて困っている」というと、「そうでしょうね」と言われ、その部屋は長いこと借手がつかなかったことを教えてもらいました。
引っ越して1ヶ月で私は耐えられなくなり、夫と改めて日当たりが良い物件を探しなおし、3ヶ月目でその部屋を越しました。日当たり重視で選んだ今の家は、日照、風通しの点でとても快適で、気に入っています。

子育て中の部屋探しについて我が家のこだわり

子育て中に引っ越し先を探すとき、気にかけたのは、「子供部屋の場所」です。子どもがまだ小学生だったら、子ども部屋は玄関そばの部屋などではなく、リビングかキッチンを通ってから行ける部屋にすること、というこだわりが私にはありました。学校から帰って来た時に親に顔を見せてから自室に入れるようにしなければならないと思っていました。ですので、部屋探しの際には、間取りを見て、どこを子ども部屋にするのか、リビングを通って行く部屋を子ども部屋にできるかどうか、を見るようにしました。
もう一つ注意したことは、なるべく低層階であることです。低層階の子と高層階の子とでは、低層階の子のほうが公園に遊びに行く回数が多いという記事を、当時見たことがありました。外でたくさん元気に遊んで欲しい、そう思いましたから、たいてい3階までの物件を選ぶようにしていました。

引っ越しにあたり気をつけたこと

子供がまだ幼い時期であったので防音のしっかりした部屋や近隣住民の方がどんな方かが一番気になりました。あとは近くに公園や遊べる場所があることと買い物に便利であることでした。
車での移動が多いので利便性はあまり重視していませんでした。
近隣住民の方は、かなり念入りにチェックして同じような子育て世帯の多い所を選びました。
学生が多かったり、年配の方が多いと騒いでうるさかったり、逆にこちらの方が迷惑では?と気になったので考慮しました。
幼稚園や学校なども近くにある方が良いのでそちらも検討するチェック項目に上がりました。
探すのに時間はかかりましたが、安心して生活出来る環境にはなりました。
ただ、子供が成長して高校進学を考えると利便性の高い所を探した方が良いのではと思います。
現在高校生がいますが駅までの送迎が少し負担にはなっているので参考までに

子育て世代。気にするんは物件より周辺環境です。

1人目出産前、それまで住んでいた1DKのアパートから引っ越すために色々の物件を見に行きました。
それまでは夫婦2人暮らし。気にするポイントは、
・家賃の安さ
・職場からの距離
・駅からの距離
・近所に感じの良い居酒屋があるか
等でした。
しかし、「子供を育てる」と思って探すとポイントはが変わってきました。
・音が外に響かないような頑丈な作り(木造は避けました)
・ベランダが広いか
・幼稚園や学校、公園までの距離
・スーパー等があるか
・周辺の治安
・近所に子供が多いか
初めての出産なので、近所に子育て世帯が多いから等の周辺の様子は特に気になりました。
また、物件の前の車通りが多いか、危険な建物がないかなども独身時代は考えなかった部分です。
結局選んだのは、郊外のオートロックマンションです。
都心からは離れましたが、同世代の子が多く、公園もありスーパーも近い。子供と生活するには快適です。

子育て真っ最中の我が家の選択

我が家が二人目が生まれる時に新居へ引っ越す事を決めたのは実は騒音が問題でした。
我が家には既に2歳になったばかりの息子がいたのですが、まだハイハイもあまり出来ない頃からアパートの隣の部屋から苦情が来ていたのです。
そのアパートでは子供の足音などを心配して住まいに一階を選んだのですが失敗でした。
アパートの造りが、もともと一枚板の床に隣の部屋との薄っぺらい仕切りを立ててるだけのような状態だったのです。
だから我が家の息子のハイハイする音も、何かを落とした音もそのまま隣の部屋の床に伝わるような状態でした。
だからうちは次に住む所でこだわったのは防音でした。
多少子供が走り回っても響きにくい床の造り、鉄筋コンクリートであること、またお隣さんとの壁の厚さなどです。
自分でも部屋を閉め切ってしまえば外の音がほとんど気にならないような家である事を重視しました。
子育てしていてご近所から頻繁に苦情が来るのでは、のびのびと育児が出来ないですから音の響きやすさは注意して選ぶのが大切ですね。

子供との生活を大事にする部屋

子供がいてのお部屋探しはいろいろと悩みもあります。
子どもが小さいうちは、おもちゃやオムツなどで物が増えますし、逆に大きくなってくれば、独立した空間も必要になってくるので、やっぱり部屋の広さは重要だと思います。
子供が成長したとき用に子供部屋、夫婦の部屋は必要です。
あとは、収納です。
家族が増えるということは、その分、物も増えるわけなので、その荷物がちゃんと収まるスペースが必要だと思います。物を出しっぱなしの生活だと部屋も散らかって、子育てをするには清潔感がなさすぎるからです。
そして、壁や床の強度・防音はとても大事です。
子供がいると、泣き声や遊ぶ音など、どうしても生活音は大きくなってしまうことがあります。
その度に、近所への騒音問題を考えなければならないと、かなりのストレスになると思います。
ですので、多少の泣き声や廊下を走る音が防音されるようなお部屋を探すことをおすすめします。

階段に注意

自分の経験談になります。妻が妊婦で、その後出産し、2歳まで暮らしていた3階建てのアパートの3階に住んでいました。お金の節約もあって、エレベーターのない物件でした。駅からも近くて、お店も多くて、治安も良さそうな場所だったので、すぐに決めましたが、とにかく階段に泣かされました。妊婦の妻には階段は大変でしたし、子どもが生まれた後も、子どもを抱っこしての上り、下がり。その上、荷物を持っての上り、下がり。極めつけは、ベビーカー。これには、本当、泣かされました。ベビーカー事態は決して、そんなに重いものではないのですが、子どもを乗せたまま運ぶにはかさばるし、先に、子どもだけ、部屋に連れていって、後から取りに行くのも面倒だし、1階にはスペースの問題で、置いておけないしと・・・悩みはつきませんでした。ただ子どもが自分で歩けるようになってからは、階段はかっこうの遊び場になりました。子供の年齢によって、全然、変わると思いますが、「階段」は小さいときは要注意だと思います。

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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