豆知識

コンクリ打ちっぱなしは見た目だけ?寒さやデメリットに苦戦するかも?

こんにちは、大阪の不動産営業です。デザイナーズマンションといえば、一度は住んでみたい憧れの部屋でもありますよね。
うんうん、最近特にかっこいいデザインのもあるよね、コンクリート打ちっぱなしとか憧れるぅー。
今回の記事では実際にコンクリ-ト打ちっぱなしに住んでみて分かったデメリットの体験談をまとめました。

デザイナーズは見た目だけ?

デザイナーズと言われても、誰ももが思い浮かべるのがこのコンクリート打ちっぱなしのデザインですよね。

壁一面にコンクリのデザインで他とは一線を隠す見た目なので、非常に人気のデザインです。殺風景な感じもまた、個性的なんですよね。最近は、打ちっぱなし風壁紙なんていうのもありますが、むき出しのコンクリと生活するスタイルは実際どうなのでしょうか?

打ちっぱなしに住んでみた体験談

お洒落だけど、寒々しい・・・。

コンクリ打ちっぱなしの家だったり、部屋だったりは、凄くお洒落な感じですし、スタイリッシュで都会的ですから、目を引きますし、憧れます。でも、実際に生活してみたら、何だか殺伐とした雰囲気にのまれてしまいそうです。温かみが無いというか、何か孤独感が募るというか・・・。とにかく灰色で、無機質な感じなので、何となく外にいるような感じがするように思います。なので、落ち着かないというか、くつろげないというか、そういうイメージがあります。それに、実際に寒いのかどうかは分かりませんが、実際の気温や室温よりも、寒々しく感じてしまうのもデメリットです。実際、壁を触ったら冷たそうですから、あまり近寄りたくない感じもあります。あと、コンクリ打ちっぱなしだと、音が吸収しないで、反響しちゃうように思うので、余計に寒々しさを感じそうです。

3つのデメリット

以前にコンクリうちっぱなしのマンションに住んでいた友人の話です。とにかく1番の誤算は、気持ちがさめざめとしてくるとの話でした。コンクリうちっぱなしは、一見、格好良いのですが、毎日の生活の場となると壁や天井という見ていないようで、視界には入っている部分から、木等のあたたかさを感じられないことは、けっこうしんどいとの話をしていました。そして2つ目の誤算は、あわせるインテリアをそろえるのに、それなりの金額がかかるという話でした。やはり、それなりの洗練されたものではないと、それこそ、「町場の工場」のような雰囲気になってしまうので、おしゃれな感じにするには、コンクリうちっぱなしの壁や天井だけでは難しいとの話でした。最後の誤算は、それだけ洗練された部屋への居心地の悪さと話していました。個人の価値観にもよると思いますが、格好良いと居心地が良いのバランスをとるのが難しいかもしれませんね。

コンクリ打ちっぱなしのデザイン性と不便さの同居

デザイナーズマンションなどに多いおしゃれなコンクリ打ちっぱなしのマンションですが、実際に住んでみると色々と不便に感じる部分もあるものです。たとえば見た目に暖かさがないということです。初めからコンクリートのデザインが気に入って入居したなら気にならないかもしれませんが、冬の寒い日などにコンクリートがむき出しだと、寒々とした感じになることがあります。また逆に夏の暑い日は熱を持ってしまうことがあります。コンクリートの厚みにもよると思いますが、一旦温まったコンクリートは冷えるまでに時間がかかるので、真夏に温められたコンクリートを触るといつまでも暖かいことがあり、冷房は常につけっぱなしです。さらに時々困ったと感じるのは、画鋲やねじを打ち込めないことです。カレンダーとか時計、絵などを描けるのに苦労することがあります。

部屋の中が寒いし汚れが目立ちます

コンクリ打ちっぱなしのマンションの場合は、見た目を重視して格好いいと思った事から住んだことがありました。その時、まず感じたこととして冬はとても寒いということです。部屋の中に入ると、ひんやりしました。そのため、急いで暖房をつけるということがありました。見た目もひんやりした感じなので、自分の部屋に帰ってきた時に寒々とした印象でした。実家で暮らしているときは、もっと温かい印象があるので、その部屋に帰りたくないと思うこともありましたね。
またもうひとつ困ることとして、汚れがついた時になかなかその汚れを取ることができないということです。その時必死で汚れを落としたのですが、よりひどくなったこともありました。どんなことをしたら良かったのか、今でも考えたりします。そしてカビも生えやすいのではないかと感じることもあります。

コンクリ打ちっぱなしの室内の温度管理は大変!

近代的でオシャレな雰囲気にしたかったので、室内はコンクリ打ちっぱなしの住まいにしましたが、冬場など寒い時期はとても室内が冷えるので、暖房を入れてもすぐ寒くなるので大変だな〜と感じるようになりました。また、夏など暑い時期になると室内に冷房をいれても、なかなか室内が涼しくなることがなく、コンクリ打ちっぱなしの室内は過ごしにくいなと感じることが多々ありました。けっこう寒いのでコンクリ打ちっぱなしの室内環境は大変だと実感するようになりました。住んでみると室内を温めるには、暖房器具や空調などしっかり管理してもコンクリ打ちっぱなしだと効率よく室内が温まったり涼しくなったりしないので、光熱費もけっこう必要になるので、やりくりが大変だと感じることが多々あります。コンクリ打ちっぱなしの室内の温度管理はとても難しいです。

湿気との戦い

とにかく暑さ、寒さ、そしてなによりも湿気との戦いになります!
普通であれば断熱材と石膏ボード、そして壁紙が貼ってあるところがコンクリートのままなので、断熱材が無く外部の影響をとても受けてしまいます。夏はもちろん暑いです。とにかく暑いです。しかもコンクリートは熱をためる性質があるらしく、夜家に帰宅した時点で、日が沈んでいても、夜中までずっと暑いのです。
さらに、冬は壁が結露してしまい、湿気との戦いでした。外が寒いので壁も冷たいのですが、室内で暖房を使うと壁が結露してしまいます。ガラスが結露するのと同じ仕組みです。ですので、クローゼットの中や壁に面したところはいつもジメジメ。カバンや靴にカビが生えてしまったこともありました。壁はひんやりしてじめっとするし、夏も冬も快適ではなかったです。雨の日もまたカビが生えるのではないかといつもハラハラしていました。

おしゃれだが過ごしにくい室内

コンクリートの打ちっぱなしの部屋はとにかくおしゃれでかっこいいのがメリットですが、デメリットは部屋にいるときの過ごしにくさでしょう。
住んでいる地域にも差はあるかと思いますが、夏は暑くて冬は寒いので、お部屋で快適に過ごすためには冷暖房費がかさんでしまいます。
以前に住んでいたオーソドックスな部屋に比べると光熱費は1.5倍もアップしているのです。
しかも、コンクリートが打ちっぱなしの部屋は通気性が悪いので、湿気もたまりやすいです。
ブランド物の革製のバッグが、そのまま部屋に放置しておいたら、ぬめ革の部分がはがれてきてしまいました。
他にも革製のブーツも劣化していたので、湿気がかなりあるのでしょう。
私は対策として、除湿剤をクローゼットやお部屋のいたるところに置くようにしています。
ドラッグストアやスーパー等では三つ入って150円ぐらいで購入できるのでお勧めです。

遊びに行って分かった事

お客様や知り合いがコンクリの打ちっぱなしのマンションや自宅の方が以前いました。昨今は減りましたが、一時期はブームのようにコンクリの家が多いでした。その頃は御呼ばれや遊びに家を見るのも楽しみで出かけていました。見た目はカッコよく思えました。むき出しのコンクリートは重厚感があります。映画のセットかテレビで視るセレブの家みたいでお金持ちと感じました。ただ、かなりお金を使って施工したものでないと、夏の温度調整が難しく熱気が溜まったら抜けず、冷やしたら冷えすぎ、冬に至ってはとにかく寒いでした。数年経ったところなどは、結露がひどくクロスはカビが生えて持ち主は困っていました。お金をかけて床暖や換気をしっかりしていると良いのでしょうが、未だにコンクリ関係の家は難しいみたいです。一部木造を組み込んであるところなどは良くできていますが、入り口が打ちぱなしで影だったりすると夏でも寒いです。地震でひびが入ってしまい施工費にかなり掛かった話を聞いたりすると、なかなか見た目と違い所持するには大変みたいでした。

底冷えがするような寒さ

コンクリ打ちっ放しの部屋はとてもスタイリッシュでカッコよく、居心地はいいのですが、冬には底冷えするような寒さで凍えることになります。暖房の効率が悪い印象があります。どんなに部屋の空気を温めても壁自体が冷たいので、部屋が温まりきらない感じがするのです。床には絨毯を敷いたり、冬用のぶ厚目なスリッパを履いて対処することが出来ますが、壁面や天井が冷えてなかなか暖まらないことは対処のしようがありません。空調の温度を上げるか、自分の体温を上げて対処するしかありません。逆に夏は外気温の影響を受けて壁が熱くなるのか…と思いきや、夏場には冷えたままなので案外居心地がいいです。ひんやりとした壁はクセになる感触です。なのでデメリットとしては、冬場にどうしても温まりにくいので暮らしにくく、光熱費がかさんでしまいがちだということが言えます。

おしゃれだけど、生活には不便すぎる

おしゃれな生活に憧れて、住んでみることにしました。初めは、雰囲気で十分楽しめましたが、そのうち慣れてきます。そして、不便なことも多くなりました。まず、コンクリートなので、壁に何かを打つことができません。画鋲の一つも刺さりません。カレンダーを壁掛けにしたくても、画鋲が刺さらないので、飾れません。コンクリートの殺風景な感じが、今度は寂しさを感じるようになります。ポスターを飾ったりもできないので、本当にコンクリートの灰色のままです。そして、その色がインテリアとマッチしません。何色をおいても、部屋の雰囲気と壁が一体化しないです。とてもアンバランスな感じがて、逆におしゃれ感がなくなりました。壁掛け収納なども使えないので、鍵やハンカチ、ポケットティッシュなどの小物の整理に困ります。毎日着るジャケットなども、壁掛けできないので、毎日収納から出すので面倒です。

 

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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