高校を卒業して、心機一転地方から都会に行く!就職でも進学でも、18歳で独り立ちするタイミングですね。
筆者も18の時に大阪に出てきて、一人暮らしを始めました。といって、親戚が大阪で不動産をしていたので(現代表)特に契約として困る事がなかったんですね。
まだ、20歳になっていない未成年の賃貸借契約は、通常可能なのでしょうか?
※未成年でも一度結婚をしていると成人しているものとみなされます。(成年擬制)
未成年の契約能力
日本には少年法など、未成年や若い人を守る法律が沢山ありまね。民法の話になりますが19才以下の人は一人で法律行為、即ち契約行為が行えない事になっています。厳密に言えば、契約する事自体はやろうと思えばできるんでしょうけど、なんのお咎めもなく取消ことが可能になっています。
賃貸借契約においていうと、未成年が一人で部屋を借りる契約をしました。1年間物件に住み続けて家賃を支払いました。
でもやっぱり、取り消したいな~。。取り消そう、うん、家主さん一年分の家賃返してよ。っていう事にもなりかねないのです。
こんな、一方的に損をする契約なんて、誰もしたくないですよね。なので、実質未成年の一人での賃貸借契約は不可能になってしまうんです。
法定代理人の同意
未成年者で、契約ごとをすすめる場合は法定代理人の同意が必ず必要です。通常は親御さんの場合が多いですが、親権者、後見人なども法定代理人になっている事があります。
法定代理人の同意があって、初めて契約の成立!となります。
また、賃貸借契約においては法定代理人はそのまま連帯保証人となる事がほとんどです。
法定代理人と連帯保証人は全く別の意味合いになるので、法定代理人(親)に同意を貰って、連帯保証人(兄弟、知人)という契約も出来なくはないです。これは家主さん次第になるので応相談という事になりますが。。。
未成年が保証人無で契約は不可能に近い
お客さんにも色んな事情があるのは重々承知ですが、今の日本の法律では19才以下の未成年が保証人無で賃貸借契約する事はほぼ、不可能に近いと思って貰っていいです。
同意をお願いするか、契約者になって貰える人を探すか、、。家主さん、営業マンをと相談しながら部屋探しを進めて下さい。
未成年で保証会社の審査は?
未成年の場合でも上記と同様、保証会社の審査も法定代理人の同意が必要です。
なので、未成年者が一人での契約&審査というの事は不可能になります。
やはり、事前に法定代理人の GOを貰っておいて契約に進まないと現在の日本の法律では契約を達成する事は難しい訳です。