賃貸 間取設備について

カウンターキッチンの落とし穴?デメリットも知っておこう

こんにちは、大阪の不動産営業です。

賃貸の部屋を探す時に、人気の設備と一つと言っていい「カウンターキッチン」ではありますが、意外とつかった事がない。。。という人もおおいはずです。

特に新婚さんなど、築浅を好む傾向にある家族層にはカウンターキッチンは必須の設備といっても過言ではありません。

そんなカウンターキッチンは実際の使用感としてはどうなのでしょうか?

カウンターキッチンは使いやすいの?

カウンターキッチンはおそらく平成に入ってからの設備だとは思いますが、近年ではリノベーション系の古い間取りでも多く採用されています。

従来は、壁に向かってキッチンがあったものを、リビング全体を見渡せるように中心に向けてキッチンを配置する。というなんとも斬新な間取りだったわけです。

これは1LDKの間取りですが、1R~3LDKの様々なタイプでカウンターキッチンを採用することがあります。

基本的にダイニングテーブルとセットで配置することが多いですが、使い方は自由自在、お店をしているようなそんな雰囲気にもしてくれますよね。

筆者は料理をほとんどしないので、使い勝手的なものははっきり言って、分かりません。カウンターキッチンがみんなのあこがれで有ることはわかります。笑

なので今回は、実際にカウンター使った事がある奥様型を中心にデメリットや注意してほしい所をを聞いてみました。

カウンターキッチンのデメリット!?実際に使ってる人の声

おしゃれなカウンターキッチンは目立つ

人気のあるカウンターキッチンですが、デメリットとして絶対的にいえるのが、キッチンが目立つということです。つまりは来客の際、常に綺麗を保つ必要があります。カウンターがフラットになっているタイプなら、尚更です。様々なタイプのものがありますが、よくモデルルームであるものは、カウンターがフラット、コンロの前の壁を最低限にしたもの、吊戸棚がないです。見た目はとてもおしゃれで目を引きますが、現実的ではないように思います。実際このタイプを使い始めて2年経ちましたが、カウンターに水が飛ぶ、揚げ物をすれば油が飛ぶ、収納、スペースが少ないため作業がしづらい、これは常に思っています。整理整頓、片付けが苦手な方には不向きといえるでしょう。

便利だけど人が来た時に困る

カウンターキッチンは、リビングの様子を見ながら料理などの家事を行うことができるのでとても便利です。特に子育て中は、リビングで遊んでいる子どもの様子を見ることができるので安心でした。ですがどうしても散らかった印象になってしまうのが気になります。子育てをしているとキッチンには常に物が溢れている状態になりがちですし、日々の家事で汚れもたまっていきます。もちろん片付けて掃除はしていますが、購入当初とはやはり見た目の印象が違います。そのような状態がむき出しになってしまうのが、カウンターキッチンのデメリットだと思います。人が来た時などに、片付いていないという印象を与えてしまうのがとても嫌です。キッチンが別室なら、人が来た時でも安心だったなと思います。

カウンターキッチンの憧れと現実の違い

今の家を建てる時に、憧れのカウンターキッチンを作ったのですが、想像してたとおりのことと、やや違うなと思うことが有りました。その、やや違う点というのはデメリットとでも言いましょうか、私にとっては嬉しくないことでした。

まず、ダイニングスペースにキッチンから伝わる匂いです。お料理をするのだから仕方ありませんが、中華やニンニク系の食材を使った時などは、独立キッチンならここまで香りが広がることはないだろうなと思うこともしばしば。

少なからず、油も湯気にのってダイニングスペースに広がりますし、油膜というかヤニというか、白い壁に汚れが目立ちますね。そして、カウンタータイプであるにも関わらず、家族は誰もカウンター越しには料理を受け取ったりせずに、結局私がテーブルまで運ぶ始末。

独立キッチンと何ら変わらない使い方であれば、わざわざカウンターにしなければ良かったとも思います。

魅せるカウンターにするためには、物を置かない努力が必要です

1番のデメリットは、カウンターが人目につくところでありながら、物を置きやすいため、整理整頓されている状況を保ち難いところです。使いかってが良いように、人の導線の前にあり、かつ高さなど、物を置きやすい丁度良い場所にあるので、そこがかえって、物であふれて印象を悪くすることがあると感じます。私の場合だと、テレビやエアコンのリモコン、新聞紙、家の鍵、郵便物、街頭でもらったティッシュなど、ついついカウンターの上に置いてしまい、そのまま放置され、本来、食事などを置いて、そこで食べたり、ダイニングに運びやすくするためにある場所が、なんだか、生活臭がプンプンするものが置かれてしまうと、一気に興ざめエリアになってしまいます。魅せるカウンターキッチンにするには、何も置かないという確固たる意志が必要だと思います。

カウンターキッチンは水撥ねが多い

賃貸マンションのカウンターキッチンを使用しています。
賃貸時にはカウンターキッチンは、お洒落で使いやすく思いましたが、実際に使用してみるとメリットよりデメリットが多いのが分かりました。
一番使いずらくデメリットと思うのは、シンクで洗い物をする時に水がカウンターの方にかなり撥ねる事です。水がかなり撥ねるのでカウンターの上には何も置く事ができず、一時的に何か置いた場合にもうっかり洗い物をすると水が撥ねてビショビショになってしまいます。
カウンターの上に可愛らしい置物やお花を飾ってのお洒落なキッチンではなく、何も置いていない殺風景なキッチンとなっています。カウンターキッチンはシンクの前に少し高さのある方が、たぶん30㎝程度、良いと今更ながら感じます。

カウンターキッチンの欠点

カウンターキッチンでは目の前にある物を取る時でも、それがカウンターの向こう側にあると、カウンターをぐるりと回って取りに行かないといけません。また、煮込み料理など長い時間コンロを使う時、煮込んでいる間にその場を離れて他のことをしているとコンロが視界に入らず、コンロを使っていることを忘れてしまい、焦げ臭さで気がつく…なんてこともありました。また、料理中、リビングにいる子供達から私の顔が見えるので、気軽に話しかけられるくらいならいいのですが、「これ教えて~」「ちょっと来て~」と言われることが多く、その度に料理の手を止めなければならず、料理がはかどらないことがよくあります。さらに、カウンター内に戻る、またはカウンターから出る時に急いでいると、カウンターの角に腰や太腿をぶつけて痛い思いをすることがあります。

カウンターキッチンは物置

カウンターキッチンは子供達の様子も見れるし、便利だな〜と思い、賃貸マンションを選ぶ時には、カウンターキッチンが設置されている部屋を選んで住むことにしました。ですが、実際住んでみるとカウンターキッチンの台部分にはバナナなど振替フルーツを置くようになり、その後はテレビのリモコン・新聞・ふりかけ類など置くようになったので、けっこう物置化してきました。なので、部屋の中がごちゃごちゃしていますし、子供達がいるとどうしても下にものが置けないので、カウンターキッチンの台部分にものを置くようになり、子供が簡単に手が届かないようにするようにしていました。なので、カウンターキッチンは便利だと思っていましたが実際は違いました。

意外と幅をとる

憧れのカウンターキッチンがある賃貸マンションに住んだ時に、思った以上に幅をとった事に驚きました。
広い部屋ならば気にもならなかったのかもしれませんが、私が住んだ部屋はそれほど広くはなかったので、部屋の中がかなり狭く感じました。
掃除をしたり、家具を模様替えしたりする時にも、肘がぶつかったりして、何かと不満が出てきました。
確かに、カウンターキッチンがある方が、お洒落な感じもするし、便利は便利でしたが、カウンターキッチンがない方が、部屋は広々と使えますし、スッキリとしたイメージにもなります。
カウンターキッチンがある部屋に住むには、使う部屋の広さを考えてから決めるのが良いのだという事が、、カウンターキッチンがある部屋に住んで分かりました。

良くも悪くも、人次第。

カウンターキッチンのデメリットと言えば、子供やペットなどが前から覗き込んで来た時に少し不安を覚えます。後ろからでも驚きはしますが、覗き込んだことで手元に影が落ちたり少し視界を遮られたりしたので、カウンターキッチン周りの家具の置き方を考える必要があります。
 それと、調味料や道具を振り向くなどの無駄なモーションもなく使用できたりするのはいいのですが、誤って落としてしまった時、向かい側に落ちてしまうことがあったりして、それを片しに行くことが結局手間になるので置き方にも工夫がいるようです。更には、子供やペットが此方側に落としてしまった場合、料理中の鍋やフライパン、流し台に入るという危険もあります。
 もう一つ、気が散りやすい人の場合、リビングを見渡せるため料理に集中しにくい恐れもあるようです。
 何事に於いても物は使いようですが一概にも最高!とは言えなかったです。

キッチンカウンターは水音と匂いに注意

キッチンカウンターは便利なので、調味料やお菓子の他、小物までついつい置いてしまいます。手が届きやすい場所なので、使ったらまたそこに置くという感じになってしまい、物が置きっぱなしになりやすいです。縦長のLDKの間取りだったので、来客時には台所が丸見えになり、カウンターに物が置いてあると普段の生活を見られているようで、恥ずかしい思いをしたことがありました。また、洗い物をしていると水の流れる音が意外と大きく響いて、リビングのテレビの音が聞こえなくなります。長い時間ではないのですが、好きなテレビ番組を見ている家族は嫌がって音量を大きくします。音とともに、調理中の匂いも気になります。特に油を使う揚げ物の匂いは充満しやすく、いつまでも匂っていることがあります。

まとめ

色々話を聞いてみるとカウンターキッチンそのものに不満があるという人は少ないみたいですね。そりゃこれだけこぞってカウンターキッチンの間取りを建築している訳なので、そう考えてもメリットの方が多い事は容易に想像がつきます。

その中でも皆さんおっしゃっているのが管理が意外と難しい、メンドクサイ。という事みたいです。

誰がか来た時に家の一番のチェックポイントや顔になりやすいキッチンを綺麗にするのが億劫になってしまう事もあるようです。

そんなカウンターキッチンは意外とめんどくさい、という事も踏まえて部屋探し出来るといいですね。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

#111

#107

#100

岸根の記事をもっと見る

-賃貸, 間取設備について
-, ,