不動産屋の物件の探し方は近代化している
お客さんが来店して、希望条件を聞いた後にいよいよ物件の選定作業にはりますよね。で、不動産屋はいかにもな感じで物件を紹介してきます。よくテレビでもやってますよね。あの物件っていうのは現代でいうとほとんどデータベース化されているのでパソコン一つでどこでもある程度検索できる訳です。もちろん、IDやパスワードは必要ですが。
記載の内容は主に大阪での話なので、田舎ではアナログ色が強かったり地域によってはもっとデジタル化されている所もあるかもしれません。
物件の検索方法は大きく4通り
検索方法は大きく4通りあります。
レインズでの検索
ご存知の人も多いかと思いますがほとんどの不動産屋で使用している「レインズ」というシステムがあります。不動産流通機構というのサイトです。
業法上は、空室物件や売却物件を預かった場合は、このレインズに登録してちゃんと営業活動している事を家主さんに報告してくださいね。という使い方なのですが、不動産情報のマッチングサイトとしては非常に優秀です。
不動産屋が使うsuumoみたいなイメージですね。空室を所有している管理会社などに直接電話することができます。不動産屋としては重宝するサイトですが、創設以来デザイン的なアップデートが一切されていないので、かなり見にくいです。笑
またレインズが頻繁に使われるようになったのは、ここ数年の話で僕が業界に入ったころは「レインズ掲載の物件は自社で決められないようなくそ物件しか載ってない」というイメージをがあり、使う事を敬遠されていた時期もありました。
不動産屋は在庫のない仕事と言ったりしますが、このレインズさえつかれば、どこにいても開業して、お客さんに紹介することも可能です。
ただ、全ての物件を掲載している訳ではありません。個人家主の物件であったり、レインズを嫌う業者もいて掲載していなかったりします。特に40代50代はレインズを頻繁に使う事にいい顔をしません。笑
けんさくんや、物確.com
レインズに代わり、ここ数年で台頭しているのが「けんやくん」や「物確.com」というシステムです。これらのサイトは一般企業が不動産業者向けに開発したサイトで登録している不動産業者の空室サイトをまとめて提供しているという感じです。
募集業者からすれば、自社の空室一覧が一目で分かり、客付け業者も使いやすいというメリットがあります。商売として運営しているサイトなのでデザインもかなり見やすい訳ですね。中堅企業や大手企業が採用している傾向があります。
各会社の空室一覧ページ
中堅企業や大手企業になると、レインズに掲載したり、けんさくんや物確.comに掲載するにはめんどくらいくらいの量の空室を抱える事になります。そうなった場合は自社で空室サイトを構えます。
筆者のパソコンには100以上のこういった空室サイトがお気に入りで登録されています。
個人オーナーは直接
個人オーナーは電話番号くらいの情報しかないので、直接かけて、空室情報を聞くしかありません。全体で言えば1割未満の情報かと思いますが、この個人オーナーの情報をどれくらい知っているかで不動産屋としての格が決まるような気もします。
デジタル化のおかげで営業範囲が広がっている
上記のようにパソコン一台で物件情報が取り出せる時代なので、大阪に関して言えば、市内各区や市外でも物件の紹介をすることが可能になりました。車で内覧するのはめんどくさいですけどね。。笑
同じ10万ならみじかい時間で稼ぎたい。と思ってるのが不動産屋なので、なるべく近くの物件で成約してほしいと思っている訳です。
不動産屋の営業も見たことない物件が多い
筆者なんかは特にそうですが、事前調査てきな感じで物件を見に行くことは、、、まぁ、、ありません。時間の無駄だと思っているからです。ほとんどの物件はお客さんと初めて見に行くことになります。
新人の頃は「先に見ていないトークが不安だな~」とか「見てないって不動産屋としてどうなの?」みたいな感覚がありましたが、今は逆です。
一緒に見る事で同じリアクションを同時にするという感じの営業になってきています。どちらか正しいのかという正解はありませんが、不安に思うなら予め見て予習をしておくべきだと思います。
観てないなら見てないなりにフワッとしてトークをしながら物件を選ぶ訳ですね。ストリートビューなんかも一緒に見ながら、、「南向きで日当たりはいいかもしれませんね~。建物もないですし、、。」くらいの営業はしますが、その場で断定はしません。笑
まとめ
なんでこんな記事を書いたのかというと、不動産営業という仕事は誰でも出来る仕事で崇高な事をやっている訳でもなく、魔法を使っている訳でもない。という事を書きたかったからなんですね。不動産営業をやってみたい、稼いでみたい。思っている人に参考として読んでもらえると幸いです。