大阪のとある不動産営業です。
保証会社もたくさんあって、どこを選ればいいか分かりませんね。
ほとんどの物件では家主や管理会社指定の保証会社を使うことになります。
今回は興和アシストという保証会社について、書きたいと思います。
興和アシスト株式会社
世界的な金融危機により国内経済はかつてない厳しい状況下にあり、賃貸住宅市場においても大きな変動の時期を迎えようとしております。
供給過多による空室率問題をはじめ、敷金返金、原状回復費に関する問題も多く取りざたされ、家主様のリスク、管理コストの増加等、旧態依然とした今迄の仕組みでは健全な運営、取引が困難になって来ている現状は、今後の賃貸住宅市場におきまして最も大きな課題の一つであると思われます。
保証業界におきましても健全な組織作りから始まりコンプライアンスを重視したルール作り等大規模な構造改革に取り組んでおります。
「地域社会への貢献」を社訓とし家主様、不動産会社様とのさらなる強い信頼関係のもと業界の活性化を担う企業としての役割を果たして行く事 それが私たち「興和アシスト」の願いです。
平成17年設立の保証会社です。大阪本社の保証会社で、今は、四国、東京などに支社を展開し、全国クラスの保証会社として活躍しています。
個人的には、他のLICC系より、ややお堅いイメージですが、、。笑
興和アシストの審査基準、内容
この辺は不動産屋としての、経験からくる憶測に近いですがどんな感じで審査をしているのでしょうか。
興和アシストはLICCという保証協会の会員です。簡単にいうと、この保証協会の会員は情報を共有しています。ホームページにもこんな記載があります。
会員が登録する情報は次のものです。
氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号等の個人特定番号、
保証対象物件名・部屋番号、保証対象物件住所、保証開始日、月額賃料、
保証終了日、入金額、代位弁済残高など
情報の登録期間は保証委託契約の終了から5年間(滞納があった場合は債務が消滅して5年間)です。
早い話が、LICCに加入している別の保証会社を利用した事がある人はデータが参照されるという事です。
利用した事で、毎月何もなく、契約を終えていれば、審査上はプラスに働くと考えられますし、滞納等があれば、マイナス、むしろ、その保証会社の審査は難しいと思っていいでしょう。
LICC会員 一覧
全保連株式会社、アーク株式会社、アルファー株式会社、株式会社近畿保証サービス、興和アシスト株式会社、ジェイリース株式会社、賃貸保証サービス株式会社、ニッポンインシュア株式会社、ホームネット株式会社、ランドインシュア株式会社、株式会社リクルートフォレントインシュア、株式会社レジデンシャルサービス、エルズサポート㈱
LICC加盟店の特徴としては
審査にはあまり独自性がなく、加盟店はほぼ、同等レベルの審査基準であるという事です。(リクルートフォレントインシュアは除きます。。)
営業マンとしての感覚ですが、
・過去に滞納や、更新料の払い忘れ、契約によるもめ事がある人はNG
過去にLICCの加盟保証会社の利用がなければ、
・有職者(保険証の種類問わず)、保証人有であれば、ほぼ確実に承認
・有職者、保証人なしの社会保険の人は、ほぼ確実に承認
・有職者、保証人なしの国民健康保険の人は、確率五分五分
→家賃や会社の属性によるところが大きいかと思われます。在職の照明が出来ないので、在職証明を書いてもらったり源泉を先に提出することで否決を回避できる可能性もあります。
・年金受給者、生活保護の場合は保証人は必須です。
・無職の場合は預金残高必須で金額によって承認か否決か決まります。
社会保険証を持っていれば、まず審査の否決になる可能性は低いです。
内容に関しても、むちゃくちゃな家賃設定でなければあまり心配する必要がありません。
否決の場合はこちら 保証会社が否決の場合はどうしたらいいの?
過去に滞納等事故があると、完済していても事故扱いになってしまうので注意が必要です。
この辺の保証会社は普通の人であれば、普通に通る内容なので、落ちてしまうと、逆にこの人に何かあったんじゃないかと、不審がられてしまう事があります。
興和アシストの保証料
保証会社全般に言える事ですが、保証料や更新料をおおやけにしていない事が多いです。興和アシストも例外ではなく、現在のホームページにも分かりやすい記述がありません。
これはなぜかというと、
保証料は時代によって変動がしやすい為、あえて記載していない。
保証料は不動産屋のマージンの設定や保証内容によって、差が出てくるので掲載してない。
この二つが大きな理由です。申し込みをする代理店となる不動産屋によって、保証料が違う可能性があるという事ですね。
興和アシストを通す為に
興和アシストもそうですが、一般の保証会社は信販情報までは見ないので、スマホの割賦であったり、ローンの滞りであったりは見ませんし、見れません。なので、クレジットがブラックだから、、などどいう理由では否決にはならないんですね。
今ご自身の状況、過去の保証会社の利用の有無を検証して、通るか通らないのか、、通りそうにないのであれば、保証人をお願いできる方がいれば、お願いしましょう。