エルズサポート株式会社
当社は、平成22年8月に高齢者の見守りサービスや生活支援サービスを展開しているホームネット株式会社のグループに入り、「エルズサポート株式会社」として新たなスタートをきりました。家賃債務保証事業を中心に、ご入居者さまの多彩なニーズに応じた生活支援サービスも提供しています。新社名のエルズ(L’s)は4つのL(Legal、Life、Long、Leader)から構成されています。その由来は「法令を順守しながら、お客様の暮らしを長期にわたりサポートし、業界のリーダーとなれるように」との願いを込めたものです。前身の会社を含めるとまもなく創業10周年を迎えますが、新体制に移行してからは徐々に賃貸物件のご入居者さま、家主さま、賃貸仲介・不動産会社管理会社さまにご支持をいただき、業績は連続して増収で推移しております。
2007年設立の保証会社としては老舗でもなく新参者でもないという感じでしょうか、大きな特徴としては 審査が最短30分というのがホームページ上でうたわれている事です。(どこかのプロ〇スのCMで聞いたような、、。)
通常1,2日程度かかる保証会社の審査としては異例の速さですね。ですが、これも他の保証会社でも本人確認の電話連絡がつけば不可能ではない対応です。
エルズサポートの審査基準
この辺は不動産屋としての、経験からくる憶測に近いですがどんな感じで審査をしているのでしょうか。
エルズサポートはLICCという保証協会の会員です。簡単にいうと、この保証協会の会員は情報を共有しています。ホームページにもこんな記載があります。
会員が登録する情報は次のものです。
氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号等の個人特定番号、
保証対象物件名・部屋番号、保証対象物件住所、保証開始日、月額賃料、
保証終了日、入金額、代位弁済残高など
情報の登録期間は保証委託契約の終了から5年間(滞納があった場合は債務が消滅して5年間)です。
早い話が、LICCに加入している別の保証会社を利用した事がある人はデータが参照されるという事です。
利用した事で、毎月何もなく、契約を終えていれば、審査上はプラスに働くと考えられますし、滞納等があれば、マイナス、むしろ、その保証会社の審査は難しいと思っていいでしょう。
LICC会員一覧
アーク㈱、㈱アルファー、㈱アクアインシュア、㈱エルズサポート、㈱近畿保証サービス、興和アシスト㈱、ジェイリース㈱、全保連㈱、賃貸保証サービス㈱、ニッポンインシュア㈱、ホームネット㈱、ランドインシュア㈱、㈱ルームバンクインシュア
LICC加盟店の特徴としては
審査にはあまり独自性がなく、加盟店はほぼ、同等レベルの審査基準であるという事です。
営業マンとしての感覚ですが、
・LICC加盟店で過去に滞納や、更新料の払い忘れ、契約によるもめ事がある人はNG
過去にLICCの加盟保証会社の利用がなければ、
・有職者(保険証の種類問わず)、保証人有であれば、ほぼ確実に承認
・有職者、保証人なしの社会保険の人は、ほぼ確実に承認
・有職者、保証人なしの国民健康保険の人は、確率五分五分
→家賃や会社の属性によるところが大きいかと思われます。在職の照明が出来ないので、在職証明を書いてもらったり源泉を先に提出することで否決を回避できる可能性もあります。
・年金受給者、生活保護の場合は保証人は必須です。
・無職の場合は預金残高必須で金額によって承認か否決か決まります。
社会保険証を持っていれば、まず審査の否決になる可能性は低いです。
内容に関しても、むちゃくちゃな家賃設定でなければあまり心配する必要がありません。
https://hudousan.osaka.jp/%e8%b3%83%e8%b2%b8%e3%81%ae%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%af%e5%b9%b4%e5%8f%8e%e3%81%8c%e9%87%8d%e8%a6%81%ef%bc%9f/
過去に滞納等事故があると、完済していても事故扱いになってしまうので注意が必要です。
この辺の保証会社は普通の人であれば、普通に通る内容なので、落ちてしまうと、逆にこの人に何かあったんじゃないかと、不審がられてしまう事があります。
エルズサポートが落ちる理由
いきなり否決となるケースは一つしかありません。エルズサポートはCICなど信販系の情報は審査に使わないので俗にいうブラックという状態でも審査に影響がありません。
まず、前提として保証会社は否決回避できる内容であれば、提案をしてきてくれます。
社会保険証は有りますか?保証人の変更は可能ですか?追加は可能ですか? という感じで提案をくれます。
これもない状態で否決の回答が来る場合はまず間違いなく、LICC系保証会社で事故を起こしたことがある。場合がほとんどです。
家賃の未払いや建て替えの回数が多かったり、更新料の未払いや、契約中にトラブルがあったなど、情報が残っていれば審査の前段階で否決。という事になります。
そしてこういった情報はLICCで共有されているので、LICC系はもれなくアウト、という事になります。
否決の場合は審査結果の返信も超高速で返ってくるので分かりやすいですね。たまーに電話確認までいって否決になる事がありますが、、。
エルズサポートが落ちた後に考える保証会社
LICC系の保証会社で否決になったという事はLICCに加盟している保証会社全てアウト、という事になります。
なので、LICCで事故は起こしたけど、信販情報には自信がある!という人は信販系保証会社で
その他の場合は独立系の保証会社で審査をしてもらえるように、管理会社や家主に相談しましょう。基本的には家主や管理会社もせっかくの入居希望者を取りこぼしたくないハズです。
状況を把握して事前に保証会社の選定をする
ほとんどの物件でいくつかの保証会社を選べるようになっています。
まずは、信販系やLICC系で審査をして、ダメなら独立系で行きましょう。というパターンもありますし、何処かで通ればいいですよ。っていう所もあります。
ですが、審査という意味で言えば、否決!となるのは、萎えますよね。家主や管理会社も何かがあった人なんだな、、という事で察する訳です。
こういった微妙な空気を避けるために、事前に担当の仲介営業には状況を伝えておくと無難です。そうする事で、最初から独立系で審査をかける事も出来るかもしれませんし、物件の選び方も変わってきます。担当の営業が保証会社の区別をちゃんと出来ているかという所も、、考えないといけませんが、、。
エルズサポートの保証料
保証会社全般に言える事ですが、保証料や更新料をおおやけにしていない事が多いです。エルズサポートも例外ではなく、現在のホームページにも分かりやすい記述がありません。
これはなぜかというと、
保証料は時代によって変動がしやすい為、あえて記載していない。
保証料は不動産屋のマージンの設定や保証内容によって、差が出てくるので掲載してない。
この二つが大きな理由です。申し込みをする代理店となる不動産屋によって、保証料が違う可能性があるという事ですね。
エルズサポートを通す為に
エルズサポートもそうですが、一般の保証会社は信販情報までは見ないので、スマホの割賦であったり、ローンの滞りであったりは見ませんし、見れません。なので、クレジットがブラックだから、、などどいう理由では否決にはならないんですね。
今ご自身の状況、過去の保証会社の利用の有無を検証して、通るか通らないのか、、通りそうにないのであれば、保証人をお願いできる方がいれば、お願いしましょう。