賃貸に入居中に毎月支払いがあるのが家賃です。
貸主は少しでも高く家賃を取りたいし、借主は少しでも安く家賃をしたい訳ですね。
入居中の家賃交渉は可能なのでしょうか?
家賃交渉するのは自由
交渉するという権利は当たり前の権利です。安くなりませんかね~という話は、してもいいんですね。その交渉を受けるのも相手の自由ではありますが、なるべく、判断材料になるようなものをそろえて話がしやすいようにしていきましょう。
このこの時世、自分だけ高い家賃で契約された。というケースは少ないかと思いますので、家賃交渉をするタイミングは必然と入居後、数年後、契約更新のタイミングでするのがベストです。
家賃交渉をする準備
まずは、なぜ、家賃を交渉したいのかを考えましょう。
少しでも生活費に充てるため、家賃相場より高い家賃だとおもっている為、要因は様々ですが、なぜ家賃交渉をしたいのか。というのはとても重要です。なんとなく下がったらうれしいな~というのは、相手にとって非常に話がしにくい状態なのです。
まずは相場を調べましょう
今、自分の部屋と同等の部屋はいくらくらいなのか、調べます。
最近はネットでマンション名をたたけばある程度、家賃が出てきます。
ここで出てくる家賃とあまりに乖離があるようであれば、十分な交渉材料になります。
部屋に不満がある場合はプラスでつけたす
部屋や建物に不具合があったりして、価値が下がっているんじゃないか、という場合は交渉材料にしていいでしょう。例えば共用部の電気がつかなくなっている、ひび割れがおきている、など、建物自体に不具合があり、修繕もされる見込みがない場合は交渉材料になります。
電気の不具合などもそうですが、修繕が高額になることも多く、放置されている可能性もあるためです。
立地や環境が変わったという事を話す
引っ越しは当初は近くに大型ショッピングモールがあったのに、、数年で撤退してしまって、買い物が不便になった。もしくは、近隣に重飲食店ができて、匂いや騒音がひどくなった。など、建物の価値を下げるであろう、環境の変化は交渉の材料になります。
時間の経過を話す
建物というのは古くなるにつれて価値が下がることが前提です。まして不動産価格が上がりにくい時代に、時間と共に価値が下がるというのは当たり前の話なのです。入居してから経年劣化をしたという事で家賃交渉の材料にします。
交渉決裂の場合を考えておく
交渉というのは、可の場合もあれば、不可という場合もあります。
貸主側としても一番嫌なのは退去される事なのです。
交渉が決裂した場合は退去も辞さない。という心構えで挑むことが大事です。家賃が下がらなくてもここに住みます~という事であれば、最初から交渉にすらなっていないことになります。
家賃交渉、家賃設定というのは納得できなければ裁判所の判断を仰ぐことも可能です。
今のご自身の状況と変わっていった周りの環境と、事前準備をしっかりして、家賃交渉に臨みましょう。