こんにちは、大阪の不動産営業です。
賃貸の人気の設備の一つにロフトというものがあります。希少価値の高い設備なので全体の1%くらいのマンションにしかない設備ですが、実際の使い勝手などはどうなのでしょうか?
ロフトの使い勝手はいいの?階段じゃなくて大丈夫?
ロフトは聞いただけである程度イメージ出来る方が多いのではないでしょうか?
一昔前のレオパレスの物件なんかはこれでもか!っていうくらい全部ロフト付きの部屋でしたね。笑
ロフトを階段に出来る?
後述していますが、ロフトを階段にするとメゾネットと呼ばれるものになります。階段です。
ロフトのスペースを階段にするというのは強度という意味でも、スペースという意味でも難しいです。本格的な工事をする事になっても莫大なお金がかかりますよね。10-20万円の話ではありません。
実際ロフトを使ってみると分かるんですけど結構不安定で、、物を持ってあがったりするのは気苦労するものです。
どうしても、、ロフトの部屋で快適過ごしたいという人は、こんな感じの支えがあるアイテムを買っておくと役立ちます。(安くないけど。笑)
ロフトってどんなマンションに多い?
ロフトは部屋に上部にはしごなどで登れるスペースを作り、室内の実質面積を広げ、有効に室内を使えるようにするための設備です。マンションの全戸がロフト付き!というマンションは少ないですが、、最上階や、1Fのみロフト付き!や、レオパレスの間取りなどが代表として挙げられます。
一般の賃貸では希少物件に分類されるロフトです。マンションの全戸にロフトが採用されている事は少なく、最上階だけロフト。という物件が多いように思います。
ロフトのメリットデメリット
ロフトのメリット
- 室内が広くつかえるので快適に過ごせる
- 1Kなどの間取りでも寝室として使えたりする
- ロフトを収納として使う方法も有り
ロフトのデメリット
- 毎回はしごの上り下りが大変
- 天井が高くなるため、空調が効きにくい
- 基本的には低い作りの為、立ったりすることは困難な場合が多い
ロフトははしご、メゾネットは階段
ロフトと似たような造りでメゾネット、というものがあります。
どちらも部屋の上下の高さを利用しつつ空間を広く使う為に工夫された部屋の設備という事になります。少し広さも出る分家賃も上がります。
ロフトは上がるのに、はしごを使いますが、メゾネットは階段という事が大きな違いです。あとはロフトは屋根裏的な意味合いもありますが、メゾネットは2階建てというニュアンスもあります。
メゾネットのイメージ
もう2階建てじゃん!っていう感じですが、ロフト以上に希少価値のある設備です。
どちらも天井高は物件によってはマチマチで基本的には中腰くらいじゃないと立てない部屋が多いように思います。
使い方はどうしてる人が多い?
秘密基地みたいで男心をくすぐりますよね。最近では女性の方もロフト付きの物件に住みたい!って人が増えたように思います。
実際の使い方はというと、、やはり、寝床。ですね。よく狭い居住スペースをウナギの寝床なんて表現しますが、まさにそれなので寝室として利用して、下の部分はリビング風に使うのが一番しっくりくる使い方のように思います。ただ、中には収納スペースとして使っている人もいるので、自分の好きなようにカスタム出来るのも魅力の一つかもしれません。
ちなみに筆者はアツアツのコーヒーを持ってロフト部分に上ろうとして、バランスを崩してコーヒーまみれになった事があります。笑
ロフトとメゾネットどっちがいいの?
この二つの大きな違いというのは、はしごか、階段か。という所です。
はしごというのは不安定で毎日登るとストレスになる事もあります。またコップに入れた飲物など何を持ってあがるのは一苦労します。ただ、ハシゴは少ないスペースでの設置が可能なので、部屋全体を広く使える事になります。
逆に階段は安定していて、メゾネット部分を色々な用途として使えます。ただ、階段と作る為に面積を取られるので
同じ 1K+ロフトと1K+メゾネット 25㎡では明らかに前者の方が部屋が広く感じます。
両者ともいえる事は「上手く使う事が出来ればお得な家賃で広い部屋に住める」という事になります。
ロフトとメゾネット物件の探し方
上にも書いた通り、この設備を備えている物件はかなり希少です。感覚で言うと100戸に1戸くらいのイメージです。
最近は全部屋ロフトメゾネット!みたいなデザイナーズマンションもチラホラ出てきましたが、基本的には最上階部分だけ採用してます。みたいな物件が多いです。
どうしても、ロフトメゾネットに住みたい!という人は、デザイナーズを探してみるか、予め最上階ロフトメゾネット系をチェックしておいて空室が出次第契約する。という方法を取るしかありません。
ロフトの使い勝手、体験談を聞いてみました
大人が二人寝れる程度のロフト 10代女性
大学生の時に一人暮らしをしていた部屋が1K6畳ロフト付きでした。
ロフトに布団を敷いて寝ていましたが広さは充分あり、小さな窓もあったため湿気がこもることも少なく快適でした。窓がなかったら厳しかったと思います。
ただ天井からの距離が近いため背の高い男性などが寝るのは不便かもしれません。それとロフトにかけるはしごが結構急で、寝ぼけて降りると大変危険です。ロフトを荷物置き場として使うにははしごが危なくて重いものは運べないしあまり使い勝手は良くありません。
私はロフトがある分部屋全体の天井が高く開放感がある点を気に入っていましたが、電球を付け替えるのが難しい、というのはデメリットでしたね。幸い私は電球の付け替えをすることなく引っ越しましたが、引っ越し業者の人が長い脚立でようやく照明を外していたので自分で電球を替えるのは無理だと感じました。
2帖程度で2m程の高さのロフト 30代女性
昔彼氏と同棲していたワンルームの部屋にロフトがついていました。大人2人でワンルームでしたのでとても広いとは言えない部屋です。できれば荷物置きとして利用したいロフトですが、私達はロフト部分を彼の仕事スペースとして使っていました。パソコン1台しか乗らない小さなデスクを起き、何も考えずにふと立ち上がってしまうと頭を打ってしまうとっても小さな仕事スペースです。
ロフトに登るには急な備え付けの階段を8段ほど登りました。彼が仕事をしているそこへマグカップへ並々と入れたブラックコーヒーをこぼしそうになりながら運んだのをよく覚えています。私もそのままロフトにいようとすると大人2人乗ると危ないから降りて!とよく言われたものです。きっと大丈夫だと思うのですが彼は体が大きかったので怖かったんでしょう。
そんな秘密基地みたいなロフトでの思い出、荷物置きになっていただけではできなかった楽しい思い出です。またいつかロフトのある部屋に、その彼である現在の主人と娘と住みたいなと思っています。
広さ二帖、高さ1.3メートルのロフト 20代男性
ベッドを置くスペースや布団を敷くスペースを考慮しなくていいため部屋が広々使えます。私は六帖(ロフトを除いて)の広さの部屋に住んでいますが一人暮らしするにはかなりゆとりを持てます。また、寝床が高い位置にあるため地面に近い位置で寝るよりホコリっぽさが少ない気がします。ハウスダストをお持ちの方は寝心地がかなり変わると思います。問題点としては夏場にロフトのスペースに熱気がこもってしまうことです。エアコンをつけないと蒸し暑くて寝られないくらいになります。私の家はロフトに小窓がついていてそこを開ければ少しはマシになりますが夏場はエアコン必須とお考え下さい。あとは布団を洗濯したあとに上に上げるのがめんどくさくなって結局そのまま使わなくなったという話も聞いたことがありますが実際はそんなに手間ではありません。
6畳一番高いところで155センチ位(天井が斜めになっていました)のロフト 40代女性
ロフトと言っても、きちんとした階段があり広さもかなりありました。ヘッドを置いてもかなりスペースが余るので、くつろぎスペースとしても使っていました。上から部屋を見下ろすのが新鮮で楽しかったです。窓がついていたので、外も眺められました。二階から眺めるのとはなぜかちょっと違う寄付。ただ、よく言われるようにロフトは暑いです。ロフトにもエアコンがついていましたが、天井が低く狭いスペースなので冷えすぎます。風向きを調整しても、どうしても風が体に直撃。天井が低いので、掃除機もかけづらいです。結局、最後は物置になっていました。物置として使うにも、いちいち階段を上り下りしないといけないので面倒でした。やはりあまりおすすめはできません。
1.5畳のロフト 30代女性
一人暮らししていた時にロフト付きワンルームに住んでいました。はじめはそこに布団を敷いてベッドルームがわりにして部屋を広く使おうと思いましたが、天井に近くてエアコンの冷風が届かず夏暑いのと、お酒を飲んだ日に梯子を登ろうとして落ちたので危ないなと思い、結局布団を下ろして物置がわりに使っていました。でももともとその部屋は収納が少なかったのもあって、物置にして使う方が便利に使えました。たまにしか使わないものとか、買い置きの日用品、たくさん持っていた本などを置く場所に困っていたので、思っていた用途と違いますが部屋がすっきり片付いて良かったです。物が多い人や、収納が広い方がいい人にはロフト付き物件をオススメしたいです。
3畳 高さ1.2メートルのロフト 30代女性
ワンルームのアパートを借りてた時にロフトが付いていました。天井までは1メートル以上あったし3畳といっても圧迫感は無く広々としていました。でも身長よりは低いから慣れないうちは頭をぶつけてました。布団を敷いてもスペースがあったので本棚やテレビも置けて、自分だけの屋根裏部屋みたいで楽しかったです。ロフトに登るためのはしごは足場がしっかりしていたので踏み外す心配も無かったです。ただロフトは室温の調節が難しいと感じました。冬はそうでもないですが夏はエアコンを付けていても熱がこもってしまい暑かったです。最初のうちはロフトに布団を敷いて寝てましたが、夏は暑くて結局は下に避難してました。私が住んでた所はロフトに窓が付いていたので空気の入れ替えもできて息苦しさを感じることは無かったのは良かったです。秋の夜長にロフトで静かに読書ができるのも良かったです。
3帖程で高さは1m程のロフト 40代女性
ロフト付き部屋に住んだのは一度だけでしたが、その時期の気分によって、布団をひいてベッドにしたり(だだ、板貼りだったため就寝時背中が少し痛かったですが)、荷物が増えたり一時的に置かなければならない場合などには収納として使うなどかなり活用できたかとおもいます。ただし、梯子で登るのはちょっと怖かったです。天井に近く高いところに位置するため、季節によっては暑い空気が集まるためエアコンは必須でした。ロフト付きの部屋はやはり話題性があるので、友人が遊びに来た際にはみんな交代で登って遊んだりして楽しそうでした。また、スペースが通常のワンルームよりも増えるため複数の友人を泊めることが出来て便利でした。やはり、ロフトのある部屋はちょっと自慢できるとおもいます。
3畳のロフト 30代男性
部屋が8畳、ロフト3畳の部屋でした。ロフトの高さがなかったので、勉強用のデスクと本棚を設置し、勉強・仕事用に使用していました。部屋の生活感を感じずに、隔離した状態で集中できたので気に入っていましたが、夏は蒸し暑く、クーラーをつけても過ごしづらかったです。ハシゴでの登り下りが少し怖かったのもあり、だんだんと使う頻度も少なくなり、最終的には物置になりました。ただ、ロフトがある部屋は天井が高いため開放感があり、ロフトに間接照明を設置したり、ハシゴに小物を引っ掛けて、部屋をオシャレに演出することもできます。雨の日には、ハシゴを利用して洗濯物を乾かすことも出来ました。ロフト単体の利用だけでなく、部屋の空間を最大限に利用して、オシャレな部屋を作りたい方にはオススメです。実際、ロフトの部屋を利用して以降は、ずっとロフトかメゾネットの部屋を選ぶようになりました。