今年なぜかものすごく多い問い合わせの一つに
「離婚してシングルマザーになったけど、子供一緒に暮らせる部屋はある?」という物でした。
話を聞くと心配しすぎな部分もあるのですが、離婚する、もしくはした→生活する場所を確保しなきゃ!と慎重になるのも分かります。
離婚したいけど、自分で部屋を借りれるのかな?と心配な人もいるかと思います。
今回の記事ではシングルマザーの方向けに賃貸の審査について記述しました。
シングルマザーの部屋探し
子供を連れて部屋探し、、そして色々な事情を考えるとシングルマザーに部屋を貸してくれるの?と心配になりますよね。ただでさえ色々と考える事も多いこのタイミングで不安要素は少なくしたいものです。
でも、結果から書くと、
シングルマザーだからといって特別不利になる事はありません。
はっきりこれは言えます。
ひと昔前はシングルマザーは、ちょっと、、というケースもあったようですが、今はそんな事はありません。
というのも、入居審査というのはほとんど保証会社に任されているので保証会社の審査は通ればOKという所が増えたからです。
メモ
特に大阪や東京などはこの傾向が強く、人としての属性を重要視していない傾向があります。保証会社が通ればOK、そしてこの保証会社も普通の人であれば基本的に通るので母子家庭だからマイナスになるという事はありえません。
保証会社とシングルマザー
保証会社は現在、100社以上あるとされています。審査のレベルもまちまちで、どこの情報を使って審査をするのか?というのも変わってきます。
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シングルマザーでもシングルファザーでも、保証会社の審査という意味では同じ土俵に立つことになります。それは離婚をした人という事ではなく、単純に家賃の支払い能力があるのか?という部分を見られる事になる訳です。
そしてこの保証会社の審査は基本的に通す前提で審査をしているのであまり怖がることはありません。
有職者であれば、勤続年数に関わらず審査は基本的にパスします。
また保証人の有無も重要ですが、保証人が居なくてもあまり心配がいりません。
即ち、総合的に考えても仕事をしていればあまり心配がいりません。
シングルマザーのこんなケースは?
ではケース別の細かい所を書いていきます。
無職の場合
結婚していた時は専業主婦をしていた。ワケあって離婚する事になり急遽住居が必要になった。こういったケースは非常に相談として多くあります。
イメージでは、そんな境遇の方を優しく迎え入れてくれる、寛大な家主さん、、という所を探すというのがベストなのかもしれませんが、現在の部屋探しはそんな感じではありません。結局は保証会社の審査なので家賃を支払える状況にあるのか?しか審査の対象として見られません。もちろん、無職のまま何も手を打たずに部屋探しをするとよっぽど選択肢の狭い中で決めていくことになるか、断られるケースがほとんどだと思います。
無職の場合は様々な方法で承認を勝ち取る
ここからは審査を通すテクニックという部分で不動産屋の営業マンとしての手腕が問われる所ではありますが、いくつかの方法を記述します。
貯金残高の提示
職はないけど、貯金はあるよ。という事で通帳コピーなどを保証会社に出して承認を得る方法です。個人的な経験では家賃の10倍くらいの残高があれば承認を取りやすいように思います。
内定を貰う
先に内定を貰って勤務先として申請する方法です。バイトでもパートでも何でもOKです、有職者になる。という事実が凄く大切になります。
グレーな方法も
詳しくは書けませんが、、〇〇を××する方法なんていうのも存在はします。
というように、なんだかんだ、どんな状況でも審査というのは通す方法があるという事です。
水商売の場合
水商売の方も非常に多く相談を受けます。
水商売OKの物件を選ぶのを一つの手ですが、選択肢としてはかなり狭くなります。子供の事を思うと一般的な地域で探したいというのも親心かと思います。
こういった場合はまずは、水商売をしている勤務先に審査用に書ける会社の存在がないかを確認してみましょう。意外とあります。
お店の名前を書くと思いっきり水商売だけど、株式会社〇〇 飲食業 みたいな感じで書ける所が結構あったりします。
上記の方法でも難しい場合は、、、お得意のグレーな〇〇を、、という方法もあるんですね。詳しくは不動産屋に要相談で。笑
生活保護を受ける場合
離婚後すぐに生活保護を受けるというケースもありますね。
また同じ住所に旦那さんがいると生活保護が受けられず、家を離れないと承認が出せません、、という世知辛い世の中です。
生活保護に関しては、家賃が約束されているようなもので、OKを出してくれる所も多いかと思いきや、、
保証会社が結構きつかったりします。というのも、生活保護で支給される家賃やお金は国から出ているお金なので、万が一の場合に差し押さえが出来ないとなっている訳です。
家賃の支払い能力はあるけど、絶対的なものではないという事なんですね。こういった場合はやはり保証人を立てるというのがベストな選択ですが、
保証人を立てるのが難しければ、生活保護×保証人なし、というかなり狭き門の物件探していくことになります。
極まれに片親不可なんていうのも
さて少し話は変わりますが、現代においても、極まれに片親不可、という所も見受けられます。
これは昨今の人権的な意味においてもまずいですよね。不動産業界全体的に審査の差別をなくしましょうというのもスローガンになってきています。(実際どうかはおいておいて)
都会になればなるほど、審査は事務的になりますが、田舎に行くほど、こういった心証を気にする所は多いかと思います。ですがこういった所はすっぱり諦めて自分を快く迎えてくれる物件で気持ちよく暮らしていく方がいいですよね。
どんな状況でも諦めなければ必ず物件は見つかります。