30代男性 コールセンター業からの不動産転職
不動産業に転職しようとおもったきっかけは?
幼少期の頃、賃貸住まいをしていたことから家への憧れがずっとあったからです。新聞の住宅のチラシがあればずっと眺めていました。家には夢がありました。
何を使って不動産業に転職されましたか?
知人の紹介
不動産業のやりがいはなんでしょうか?
不動産は賃貸や売買、仲介と職種の幅が広く、どの職種においても1つ1つの取引きに大げさですがドラマがあります。
例えば、賃貸においては新婚のご夫婦が住まい探しに来られ、自分の紹介した物件を気に入っていただき契約になった場合などは、幸せそうな二人を見ているとこちらも幸せな気分になります。賃貸の場合は基本的には2年で更新になりますが、新婚でご入居いただいたご夫婦が2年後の更新の時には奥様のお腹に赤ちゃんがいたり、またその次の更新の時にはもう子供が歩いていたりと子供の成長を見るのも楽しみの一つです。
逆に、新婚ほやほやのご夫婦がご入居して半年もせずに退去することになるときは悲しい雰囲気が漂っていますが…。
また、売買においては金額も高額になりますので、当然お客様は真剣になります。お客様のご要望を聞き理想にあう物件を探し、こちらのご案内する物件を気に入っていただきご契約していただいた時はほんとにこの仕事をしていて良かったなと感じます。また、新築物件の引き渡しが終わった後にお客様から食事に招待されたり、自分が以前に取引きしたお客様から不動産を探している知人をご紹介頂けたときは本当に私を信頼していただいたと感動してしまいます。
不動産はあらゆるお客様の住まいを提供する仕事であり、住まいの関して困っていることを解決する仕事です。ただの物を売る商売ではなく、住まいには住んでいる方の様々な夢や思い出が詰まっていきます。その住まいに関わることができる仕事はほんとにやりがいがあります。
不動産業界のしんどい所を教えて下さい。
取扱う商品が高額になるが故、失敗が許されないことです。例えば不動産の売買の取引の時、売主・買主・司法書士・銀行・測量会社・不動産会社(仲介)が関わってきます。ご契約からお引き渡しまでの間で関係者がそれぞれ必要な手順を踏んでいくのですが、不動産会社である自分が誘導していかなければなりません。自分の手配ミスで取引が不調に終わってしまったときは、お客様にも迷惑がかかりますし、場合によっては会社にも損害を与えてしまいます。常に気が抜けないところがあります。
その他には、稀にお客様から無理難題や、理不尽なクレームを頂くこともあります。そういったときは正直気分も滅入ってしまうこともあります。
でもこれらのことは仕事をしているうえでは避けられないものですので、うまく対応するしかないと思っていますが、最もしんどいと思うところは、勤務先の状況かもしれません。入社した会社がきっちりと組織化され、明確なビジョンがあり、やりがいを後押ししてくれる会社の体制が整っていれば全く問題はないのですが、残念ながら不動産業界はいろんな取り組みが遅い業界とも言われています。会社によっては終電間際まで仕事をさせられることや、パワハラ、セクハラ等のハラスメントが日々起きているところもあります。いわゆるブラック企業といわれるものです。ひどい会社ではお客様のことは全く考えず、会社の利益や都合のことばかりを考えている会社もあります。憧れの不動産業界に入ることができても、会社内がこんな感じですと当然いい仕事はできません。こんな環境に属してしまうと大変です。このような会社に入ってしまうと本当にしんどいと思います。
不動産業界に向いている人はこんな人
人から感謝されたり適正に評価されたりすることを望んでいる人、人の人生に役立つ仕事をしたい人は不動産業界に向いていると思います。
また、具体的な能力としてはコミュニケーション能力が長けている人は向いています。なぜならこの仕事で出会うお客様は若い方からご年配の方まで様々います。場合によっては外国人の方もいらっしゃいます。万遍なく応じることができることは非常に心強い能力です。また、お客様以外にも当然共に一緒に働く会社内の人達も大勢います。敵を作らずみんなと協力しながら進めることができる人はきっとリーダー的な存在になることと思います。
他には、好奇心旺盛な人もいいでしょう。不動産には戸建て住宅、マンション、ビル等ほんとに幅広い物件があります。それに伴い幅広い知識が必要となります。これらを好奇心をもって接することができる人はきっと知識の吸収も早いでしょうし、センスも良くなると思います。お客様との接客に間違いなく役に立ちます。
まとめ
今回は 30代のコールセンター業から転職された方のインタビュー記事にしてみました。不動産業は大変というイメージがついて回りますが、成果を残している人も多い業界です。僕みたいに学歴がなくても、給料欲しい!みたいな人にはぴったりかもしれませんね。笑