営業について 賃貸

営業マンが語る、、賃貸の内覧はどこを見るべき?

こんにちは、大阪の不動産営業です。

部屋探しのメインイベントといえば、部屋の内覧ですよね。

物件の紹介をされて、希望に合いそうなところを不動産屋の担当者と一緒に見て回るのが内覧です。これから契約するかもしれない部屋を見て回る事になるので、お客さんもそうですし、営業マンも慎重にならざるをえません。

この記事では内覧時のポイントをいくつか記事にしたいと思います。

不動産屋はこんな所を見てほしくない?内覧のポイント

不動産屋としても、こんな所は見てほしくないな~というのはあります。それは隠してるというわけではなくて、成約につながりにくい。という意味です。

内覧というのは基本的には、現状を確認し、直してほしい所があれば、直してほしいと交渉する為に、確認をしにいくという事でもあります。

不動産屋は内覧を早めに切り上げたい

これはある種、格言的なものですが、「内覧に時間をかけるな」という考え方があります。物件の内覧は基本的には最初の第一印象が大事で、そしてその第一印象がピークでもある訳です。即ち時間をかければかけるほど、粗が見つかってきて、減点方式で内覧が進むことになります。第一印象はよくても、「ほりこがあるな~」とか「よく見ると古い設備だなー」となっていってしまうという感じです。

ですが、これはお客さん目線でいうとあまり関係のない所ですので、気にしないでいいと思います。

窓際や排気口付近

この辺りは、、空室が長いとどうしもて虫が居やすいんですね~。なので、ドン引きされるくらいなら見ないでほしいのですね~。

玄関ポストなど

玄関ポストが有れていたりすると、前の住人が変な奴だったのか?となりがちなので、見てほしくないですね~。

隣の部屋とのベランダ境界

これも、隣のベランダめっちゃ汚い。。とかなると、部屋が契約として進まない可能性があるんですね~。

 

今の不動産屋は、悪い所は隠そうという意識は少ないと思いますが、不可抗力的に、マイナスイメージがついてしまう可能性が高い所は出来れば、、見てほしくない、、な。という感じです。

内覧で見て確認しておきたい4つのポイント

内覧というのは裏切りません。笑

不動産営業マンはいろいろな事をいってくると思います。アドバイス程度であればまだいいですが、明らかに決めたい物件というのがわかるほど、ゴリゴリのトークで物件のイメージを植え付けようとしてくるものです。

ですが、お客さんが自分の目で確かめた情報以上の事ははっきり言って営業マンも分かりません。なので、そこは自分を信じる方がいいと、僕は思います。

部屋の広さやサイズ感

内覧で一番気になる所ですね。単純な部屋の広さです。物件資料に載っている広さというのは意外と適当な事が多く、6帖や7帖表記は宛てにならない事が多いです。物件資料上は7帖とあっても、実際は5.5帖くらいだった。なんてことは よくある話です。また、畳などは地域によって大きさが違う為、同じ6畳でもかなりの差が出る事があります。

設備の有無

室内の設備の有無も重要です。エアコンがあるのか、洗濯機はどこに置けるのか、コンロはついているのか?普通に見ていれば、目に入りそうなものですが、エアコンが付いているのが当たり前、、なんていう単身者用マンションで、ここだけエアコンなかった!っていう事態はありえます。

近隣環境や雰囲気

マンションのエントランスからの雰囲気はそのマンションの印象を決めるのに重要です。

ポストが有れていないか、エレベータに落書きがないか?電球が切れてないか?など、部屋にいくまでに感じれることはたくさんあると思います。

現状での引き渡しなのかどうか

現状かどうかというのは、契約上大切です。基本的には、清掃を入れて、内装は新品状態で引き渡しを行う事が多いですが、これはルールが決まっている訳ではありません。

多少汚くても、現状で渡す、という事が明記されていればそれは有効になります。なので、どの程度の改装が入るのか?など細かくチェックしておく方がいいでしょう。

実際の内覧エピソードをご紹介します。

ここからは、部屋探しにおいて、内覧をした時のエピソードをご紹介します。それぞれに大事なチェックポイントがあり部屋探しの参考にしてもらえればと思います。

虫の侵入経路になっていた換気口

私は虫、特にゴキブリが大嫌いなのですが以前一人暮らししていた賃貸物件では引っ越し当初から対策をしていたにも関わらず定期的に出現していました。おまけに小さな奴も出てきたので繁殖していたのは間違いなく…
その原因は換気口と玄関扉。換気口には網戸が付いておらず、玄関扉はよく見ると下に微妙な隙間が空いていましたいん。飲食店と隣接していたため移動してきたのだと思いますが、それからは物件を見る時には換気口に網がついていることと玄関や窓がきっちり密閉されることを確認するようになりました。

1人暮らしで1Rの物件で後悔した事

20歳の頃、都内の世田谷のマンションで1人暮らしをしていた時の話です。結構新しく、わりと広かったし駅からも10分強だったので決めましたが、住んでみて気付いたのは日当たりの悪さでした。大家さんは日当たりは悪くないですよと言っていましたが窓の外は隣のマンションと隣接していて、北向きでした。朝起きて今日は曇りか〜と思って家を出ると晴天でした。最初はあまり重要視していなかったのですが、いつも薄暗い部屋にいるのは想像以上に気持ちが落ち込むものでした。

天候の悪い時こそチャンス。

良い物件を抑えるには、天候の悪い時に出かけることが重要です。晴れて、誰もがウキウキするような時は特に問題も起きにくく、住居の使命である、身の安全を守るスペースを大きく脅かすことはありませんが、天候の悪い時にこそ、新しい発見をすることもあります。例えば、新築であり特に問題がなさそうでも、周辺の排水が悪いとあっという間に、水路から水が溢れ出し床下まで浸水したり、また、雨樋の割れを発見することもあります。それでこそ、悪天候時でも対応をくださる社員さんの対応にも、その会社の品性が出てくると思います。

理想のお部屋にするために

理想のお部屋にするために重要な確認事項として見落としがちなのが、コンセントの配置、数です。コンセントのある場所によって置きたい家具が置けなかったり、延長コードを使用しなくてはならなくなります。延長コードを使えば見た目も良くないですよね。古い物件は数が少ないように思います。私自身、築25年の賃貸に住んでいた際、数が少なくタコ足回線はもちろん、配置も悪く隣の部屋からコードを這わせていました。それはもう見栄えは悪すぎました。大体は一般的な家具の置き方で配置されていると思いますが、理想の家具の配置があればそれが可能かどうか要確認です。

日当たりとコンセント!!

賃貸の内覧時に確認しておけばよかったことは、私の場合、コンセントの数とポケットワイファイの電波がちゃんと入るかどうかです。あと日当たりです。
これは今後悔していることで、うちのマンションは、コンセントの数が少ないので、地味に困ります。
そしてワイファイも場所によっては全く入らず、置く位置を固定せねばならず少し不便です。
そして日当たりも意外と悪く、日中は部屋が暗いことが多いです。家賃はそう高くなかったのですが、次に引っ越す際は気をつけておきたいところです。

使い勝手の悪いキッチン

うちのキッチンには吊り戸棚がついています。アパートを内見したときは、吊り戸棚がついているので収納はどうにかなるだろうと思っていたのですが、いざ入居して使おうとすると戸棚の位置が高すぎて取手に手すら届かないことが判明しました。旦那ですら届くのがやっとの位置で、せっかくの収納スペースを全く活用できていません。アパートを内見する際には、1度キッチン周りに立って動きをシュミレーションしてみるといいと思います。

お風呂に小バエが!

お風呂をしっかり見ておいた方が良いです。
賃貸でユニットの部屋を借りる場合も多いと思いますが、浴槽には二種類あります。
・お風呂周りの壁と一体化している物
・浴槽だけが後から置かれた物
私は今まで一体化の物しか知らなかったので、初めて浴槽が後から置かれた部屋を何も考えずに契約しました。しかし、しばらく経った頃から、お風呂場から小バエが大量発生するようになってしまいました。最初はどこから発生しているか分からなかったのですが、
浴槽の横の部分の板を取り外して、浴槽と風呂場の床との間を見てみるととんでもない量のヘドロのような汚れが!!それからは入念に掃除するようにし、小バエは収まりましたが、とても掃除がしにくかったです…。できれば、ユニットバスは一体型をオススメいたします。

ドラム式洗濯乾燥機使用者は置き場までの導線の確認必須

私はドラム式洗濯乾燥機を使用していました。仕事柄時間帯が不規則のため、外に干すことができないこともありドラム式洗濯乾燥機が必須でした。引っ越す時は必ずドラム式洗濯乾燥機が置けるスペースがあるか、扉が開けるだけの広さがあるかを必ず確認していました。その時もちゃんと確認したので大丈夫だろうと思っていたら、まさかの手前にある洗面台にあたって搬入できないといわれました。ドラム式洗濯乾燥機は前に出っ張っている場合が多く、洗面台に突っかかってしまうと。今までそんなことがなかったので、まさか導線部分で弊害があるとは思いませんでした。ドラム式洗濯乾燥機は他の洗濯機よりも重い場合が多いので、持ちあげるのも一苦労。斜めにしたりと色々と試してもらい何とか設置してもらいましたが、これ以降設置する広さだけでなく、そこまでの導線を気にするようになりました。

内覧で見るべきポイント。

転勤族で、かれこれ6回は引越しを経験している私から、賃貸の内覧で見ておくべきポイントをおすすめさせていただきます。
部屋の価格・敷金・礼金・他の住居者のご様子、注意すべき点は色々ありますが、それと合わせて注意しておくべきことが内装の細かいところです。
①網戸に隙間がないか:隙間があると、虫やイモリ、ヤモリなどの侵入を招きます。
②エアコンなどの取り付け方は適切か:簡易冷暖房の取り付け方が間違っていて、全く使えなくて失敗したことがあります…。
また、ちゃんと機能するか。
③床や壁に傷やシミがある場合は事前にチェックしておきましょう:自分のせいではないのに退去時に修繕費を取られかねません。

以上のポイントは押さえておくにこしたことはありません。

ガス、水道、電気は要注意

私が借りた賃貸は築40年の古いマンションでした。日当たりが良く、内装も清潔で、第一印象はとてもよいものでした。ただ、お風呂場へ行ったときに難点を見つけました。昔風の湯沸かし器のお風呂だったのです。契約前に不動産屋にしっかり機能するかどうか確認しました。不動産屋からは、湯沸かし器に問題はないし、水道もチェック済みですと言われました。12月の寒い季節、入居したら、温かいお湯が出てこず。。。しばらく入居者がおらず、壊れていたとのこと。不動産屋の「チェックしました」は嘘だったのです。必ず自分でチェックすべきです。私はその後2週間銭湯通いでした。もちろん、費用は不動産屋負担でしたが。みなさんもお気を付けください。

内見時には音の響き方もチェック

賃貸物件の内見時、間取りや収納、周囲の環境等に目を囚われてしまいました。住んでみて、隣の音だけでなく下の階の方の声も響いてとても気になります。会話だけでなくいびきなどもりあるに聞こえてきます。多少は仕方がないのかもしれませんが、同じ施工会社の口コミなど見れると参考になるかもしれません。ドアの開閉音の響き具合であれば、ない感じでも確認できると思います。長く住むかもしれないことを考えて、間取りだけではなく建てつけなどの建物の構造を確認しておけば良かったなと後悔しました。

意外と確認しない浴室のガス詮や電気温水器

私は、今まで3回程引っ越しをしましたが、3回とも浴室のお風呂のお湯を沸かすガス詮や電気温水器等が作動しない事を引っ越してから気付きました。
しかも、夕方にお湯を張ろうとして動かない事に気付き、すぐには直らないので、結局、スーパー銭湯に行くはめになりました。
新築であれば大丈夫だとは思いますが、意外と空きが長いとか前の住人の使い方で、上手く作動しなくなるみたいなんです。
内装ばかりに目がいってしまいますが、きちんと作動するかを確認出来ると良いかも知れないですね。

水流には要注意!

築10年の7階建賃貸マンションの7階に居住しています。
内覧時には、全く気にしていなかったのですが、お風呂や洗面の水道の水流が非常に弱くかなりストレスになっています。
特にシャワーを浴びる時には、水流が弱く、例えば洗髪をする時には、長時間洗い流さなければシャンプーが落ちません。
時間のない時など非常にストレスとなります。
内覧時には、間取や部屋のサイズ等は注意していたのですが、水流は見落としました。
数か月経ちますが未だに慣れる事はありません。
内覧時には水流を十分に確認しましょう。

賃貸物件を探す方へのアドバイス

いままさに賃貸マンションをお探しの方へ。
わたしはこれまでに2度賃貸マンションに住んでいます。
2度も経験しているので2度目に借りる時にはこれまでの経験を踏まえられるはずなのですが、探しているときには引っ越しのことでやることが山積みなので細かいことまでに気が回りません。
なので、「経験者が語る”賃貸マンションを借りる時に注意すること」をご紹介したいと思います。
1.ベランダに日中日が差すか?
 洗濯物を干す場合に重要です。この場合に私がもっと注意してみておけばよかったと思ったのは、ベランダの清潔さです。サンルームでないので、虫が飛んできたりしまして最初はかなり不快でした。
2.ゴミステーションの位置
 部屋から近いか、また、掃除当番などがあるのかは事前に聞いておくといいですね。
3・エアコンが清潔か?
 私が入居してからエアコンを作動させると水漏れがしました。もちろん即不動産会社に言いました。幸い修理するよりも交換したほうが早かったので、不動産屋と大家さんとの話し合いがなされ、新品をつけてもらいました。

このようなことを注意されていい物件選びをなさってくださいね。

内覧時は窓の位置と空気の淀みも確認しよう

目に見えるところは出来る限り確認し、部屋の広さと設備と家賃(駅歩20分3DK月55000円)からある程度は納得したうえで妥協をしました。
実際に4年ほど暮らしたのですが風通しが悪く、きちんと換気をしなければカビがすぐ生えてしまう家でした。
特に洗面所、脱衣所などの近くに窓がなかったので換気がしにくく普通以上に掃除をしなければならなかったのは骨が折れました。
内覧時に窓の位置や空気の流れもきちんと確認すれば良かったと反省しました。

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岸根

TEIANの代表社員 執筆記事 2000件以上 宅地建物取引士 管理業務主任者 

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